ありがとう

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放送内容

「田部井淳子 ~写真に残る感謝の軌跡~」

女性で世界初のエベレスト登頂/七大陸最高峰登頂を果たした登山家、田部井淳子。74歳の今も世界各地の山に登り続けている彼女を支え続けてきたのは夫・政伸。淳子が山に登り始めた20代の頃、憧れだった山男だ。
結婚して2人の子供に恵まれてもなお、母、主婦でありながら名だたる世界の山々を制覇してきた彼女が留守を託したのは同じ登山家でもある夫だった。
子育ても一段落し、夫と新婚当時のように2人で山へ出かけられる。そう思った矢先の2012年3月、田部井を病魔が襲う。なんと余命3ヶ月!?病名はガン性腹膜炎だった。「病気になっても病人にはならない!」夫の応援を受けて副作用を伴う半年間の治療を選択。夫婦で大きな山を乗り越えた。
「面白い人生だった!」最期の瞬間そう言える自分でありたいと語る田部井。病気を患ったとは思えないほど益々、好奇心の赴くまま行動範囲を広げる妻を夫・政伸は時に運転手となり、時にお抱えコックとなり、今も手足のしびれは残っているが田部井の体調を気遣いながら共に山頂を目指す。
「山では夫婦というより"同士"」普段はなかなか感謝の気持ちをストレートに伝えられない田部井が雪の残る長野の山に夫婦で登る。奇しくも2年前、ガンと診断される直前に登った山頂までの道のりで語られる田部井夫婦の二人三脚の歴史。今までも2人で登った頂きで撮り続けてきた夫婦二人の写真。
今回も「ありがとう」の感謝の言葉と共にまた一枚増える。

田部井淳子さんの本のお知らせ

「それでも わたしは 山に登る」 出版社: 文藝春秋
田部井淳子さんが登山の魅力と余命3カ月のがんからの生還を綴った本