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京鹿の子絞

古き良き時代の熟練職人による手仕事の賜物である工芸品にフォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを提案する番組第16回目は、「京鹿の子絞」の世界へご案内します。
京都を代表する伝統工芸品として名高い、京鹿の子絞。目を引く華やかな風合いは、衣装の模様として古くから愛され続けています。
千数百年もの歴史を持つ伝統工芸・京鹿の子絞は、室町時代から江戸時代初期にかけて広まった代表的染織品”辻が花染”を皮切りに発展。江戸時代中期には高級な絞り染めとしての地位を固めました。布を摘み、糸を括る。膨大な数の糸括りを一粒一粒すべて手作業で仕上げ、染織。出来上がった染織品は、職人それぞれの技法が生きた、独自の作風を生み出しています。代表的な疋田絞りをはじめ50種類以上もの多様な絞り技法が存在し、日本の和を象徴する伝統として長く親しまれ続けています。
丁寧に丹念に時間をかけられ作られる伝統美は、職人が持つ手わざの極み。人々の暮らしに、美しく艶やかな色合いを足してきました。繊細な技法と高度な専門技術から織り成される「京鹿の子絞」で番組が提案するのは、仕事に役立つあの新製品。ビジネスグッズの持ち運びがより楽しくなる一品です。