アジア神秘紀行

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ストーリー

特別篇 清朝皇帝一族の真実~紫禁城が物語る栄枯盛衰~




今回はこれまで一年間にわたって番組のナレーションを担当してきた女優、貫地谷しほりさんがスタジオを飛び出し、中国・北京を旅する特別篇。
中国の首都、北京は約270年間に及ぶ清朝の面影が色濃く残る街。貫地谷さんは以前番組に登場した清朝皇帝一族の末裔、愛新覚羅后石(あいしんかくらきせき)さんを北京に訪ね、清朝の栄枯盛衰の歴史と、后石さんを始めとする今を生きる愛新覚羅家の人々の、知られざる波乱に満ちた人生を紐解きます。

まず貫地谷さんが后石さんと訪れたのは敷地面積72万㎡、総部屋数8704室にも及ぶ広大な宮廷群、故宮。かつては"紫禁城"と呼ばれ、歴代皇帝の権力の象徴でもありました。現存する世界最大の宮廷といわれ、世界遺産にも登録される故宮を后石さんの案内で巡り、その栄華を極めた時代から、滅亡へと向かった西太后の時代まで振り返ります。

また清朝皇帝一族、愛新覚羅家の人々は清朝滅亡以降、激動の時代をどのように生きてきたのでしょうか…。后石さんの叔父で中国を代表する画家、愛新覚羅連経(あいしんかくられんけい)さんを訪ね、叔母にあたる"男装の麗人"こと川島芳子さんに対する複雑な想いを聞きます。さらに后石さんのお宅では、后石さんが30歳のときに初めて、自身が愛新覚羅であることを知るに至ったエピソードや、文化大革命で紅衛兵となり、祖先から受け継いできた大切な伝統を自ら壊してしまったことへの後悔など、今まで決して語られる事のなかった后石さんの胸の内を知ります。

清朝の壮大なスケールの栄華に彩られた歴史と、時代に翻弄されながらも力強く生き抜いてきた皇帝一族、愛新覚羅家の人々の想いに迫ります。