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ストーリー

新・海底2万マイル パンドラ号絶体絶命

幾たびか映画化された「戦艦バウンティ号の叛乱」。艦を奪いタヒチ島に逃れて住み着いたその反乱者たちは、英国軍艦・パンドラ号によって捕縛される。ところが目的を果たし帰路に着いたパンドラ号を待っていたのは悲惨な運命であった。─1792年8月29日、暗礁を抜ける水路を探査中、猛烈な嵐に遭遇し、パンドラ号は海の底へと沈んだのである。それから200年以上たって、行方の知れなかったパンドラ号がオーストラリアのグレートバリアリーフの海底で発見された。さらに生々しい遺品の数々や何体かの人骨も見つかった。
乗務員の末裔へのインタビューや、頭蓋骨から生前の顔を復元するサスペンスフルな証拠集めを経て18世紀末南太平洋の一大事件に肉薄する。

オーストラリア北部海岸沖、グレートバリアリーフ外れの海底の砂中深くから、200年以上前に沈んだ英国軍艦パンドラ号が発見された。当時パンドラ号には、戦艦バウンディ号の反乱者たち14人が捕らえられていた。艦長以下、乗員126名。パンドラ号は、1792年8月29日、暗礁で猛烈な嵐に遭遇し、海の底へ沈んでしまったのである。
発見時、海洋考古学者やダイバーたちが目を見張ったのは、残骸の中から現れた生々しい遺品である。無償の六分儀や望遠鏡が現れた。当時高値で取引された大きなほら貝、マスケット銃の弾丸、パン皿やスープ皿、船医の豪華な懐中時計、帆の修理用の道具箱。そして何体かの人骨まで見つかった。乗員の末裔を訪ね、様々な記録を掘り起こしながらパンドラ号沈没の詳細を明らかにしようとするスタッフたち。頭蓋骨に粘度で肉付けし、生前の顔を復元する方法がとられ、ついに2世紀も前にパンドラ号で航海していた人間の相貌が現代に蘇るが…。