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ストーリー

未知なるナイルの旅
第3回 探検家たち

再現ドラマを駆使し、広大なアフリカの奥地で、食糧不足、病気や孤独に苦しみながらも、ナイル川の源流を捜し求めた探検家たちの葛藤と喜びを描く。幅わずか7メートル、落差43メートルの滝となってなだれ落ちていく白ナイルをはじめ、躍動感あふれる水の映像は息を呑む迫力だ。新聞記者としてアフリカに派遣されたスタンリーが、自らの人生を変えてまで挑んだナイルへの思いは、現代に生きる我々の中にも眠っている冒険心を呼び覚ますことだろう。現代の科学技術の進歩によって解明された、地殻変動にはじまるナイル川の形成過程も必見だ。

第3部では、ナイル川の源流を捜し求め、長きにわたる謎を解明していった探検家たちの冒険に迫る。古代エジプト時代に、大洪水によって恵みをもたらし、文明の原動力となったナイル川。しかしこの大河が、どこから、どのように流れているのかは、長い間ベールに包まれたままであった。それから数千年の時を経て、ヨーロッパ列強が植民政策を進める中、ようやくこの謎が解明されていく。
舞台は、ナイルの二大支流のひとつ、白ナイルの上流。19世紀中ごろ、リヴィングストン、スタンリー、スピーク、ベーカー夫妻といった歴史に名を残すヨーロッパ人の探検家たちによって、アフリカの奥地に横たわる湖が次々と発見された。多くの者が命を落としていく中、探検家たちの探究心によって繰り広げられた壮大な旅の果てに、ナイルはついにその秘密を明かす。ナイル川の謎に挑んだ探険家たちの物語。そして、最新の科学で明らかになったナイル川の形成過程を、人類誕生以前の地球にまでさかのぼって紹介する。