BBC地球伝説

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ストーリー

自然の猛威

めぐみの雨をもたらすモンスーンが勢力を増してハリケーンとなり、やがてはトルネードと呼ばれる猛烈な嵐になって消えてゆく様子を追う。動植物たちが知恵を持って嵐をくぐり抜け、時には生きる上でのチャンスとするたくましい姿が、数多く紹介されている。自然の猛威を感じさせる驚くべき映像である。

地上で最も強力な嵐・ハリケーンは、多くの人命を奪い、人間社会に何千億円もの被害を与える。同様に自然界もまた、ハリケーンの威力に様々な影響を受けている。
強風でいったん上空に巻き上げられたイナゴの大群が雨と共に降り注いだり、卵からかえったばかりのカメの赤ちゃんが浜辺で大量に溺れ死んだりなど、壮絶な威力を見せつけられる一方で、卵が遠くへ運ばれるようハリケーンの時期に合わせて産卵する珊瑚のように、嵐の威力を利用する生き物もいる。また風に倒されないよう、仲間同士で根を絡み合わせるタボヌコというめずらしい木もある。
ハリケーンの多発地帯、西インド諸島のプエルトリコと、ハリケーンの元、モンスーンが生まれるアフリカのサヘルを中心に、すさまじい嵐が発生する過程、それがもたらす被害と様々な動植物の生き抜く知恵を紹介する。