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ストーリー

ケニア・野生のゾウと暮らす
1 小さなゾウの大冒険

愛らしいキャラクターを持ち、知的で人間と同じような感情を持ちあわせる驚くべき動物・象。動物学者イアン・ダグラス=ハミルトンと娘のサバを中心とし、ケニア共和国・サンブル国立保護地区で暮らす野生の象たちを保護・調査している"セイブ・ジ・エレファンツ"チームを案内役に、野生の象たちの知られざる生態に迫っていく。

ケニアのサンブル国立保護区の1日が始まった。ある象の群れに"ブリーズ"という名のメスの赤ちゃんが誕生、群れは大きな喜びに包まれる。しかし、研究チームのデビッドは気がかりだった。ブリーズの母親・ハーマッタンが生んだ前の子は死亡、ブリーズも最初の数週間はとてもひ弱な状態なのだ。
一方、象の専門家イアン・ダグラス=ハミルトンとサバ・ダグラス=ハミルトンは、"アナスタシア"という体重3トンのメス象の首に無線装置を取り付ける難題に立ち向かう。アナスタシアの群れ"ロイヤル"は絆が強く、仲間が彼女を守ろうとすることが予想されるため、この任務は容易ではない。
ひ弱だった赤ちゃん象のブリーズは、川を渡るという初めての大きな試練に挑む。その頃、研究チームは彼らがよく知る勇ましいオス象が不審な状況で死んでいるのを発見、調査を始める。保護区では、若い子象がケガをし、群れの移動についていけなくなる。母親は子象にぴったりと付き添っているが、群れの助けなしに子象は生きていけるのだろうか…。
ある群れにはさらなる悲劇が起こり、メスのリーダーが死に子象たちが取り残される。不思議なことに、通りかかった別の群れの象たちは彼女の死骸に集まり、その死を悼むような仕草を見せる。