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ストーリー

ハイイログマ・大自然に生きる

大自然の中で、おおらかに生きるハイイログマ。彼らはカナダ・コロンビア州にある、国立公園でも保護地域でもない天然の自然環境、カスケード山地の美しい風景の象徴でもある。しかし近年、地域開発によってこの環境が危機にさらされ、魅力的なハイイログマが姿を消しつつある。
今回、貴重な野生動物であるハイイログマと人間との触れ合いを通して、自然と人間の関係を見つめ直す。

大自然を叙事詩的に描く、映像作家のジェフ・ターナーは、これまで野生動物と手付かずの景色を中心に映画を製作してきた。そんな彼が、1年間にわたってカメラを回して見つめたのは、故郷であるカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州南部にあるカスケード山地の美しい自然と、ハイイログマ。国立公園でも保護地域でもない自然環境が残るカスケード山地では、近年、大手木材企業によって多くの林が伐採され、大量の材木を切り出すために新たな道路が作られている。また、バンクーバー周辺の都市人口の増加にともない、この地域の居住者も増え続けている。しかし、カスケード山地周辺の動物には公的な保護がされず、動物の多くは獲物とみなされ、季節になれば狩猟の標的となる。カスケード山地の象徴でもあるハイイログマもまた、そんな危機にさらされた。このような環境の変化が、野生動物の未来をおびやかし、ハイイログマはこの地域からほとんど姿を消した。ジェフは、堂々としたハイイログマのような野生動物がいなくなれば、自然の景観は息絶えてしまうだろうと危惧。野生動物や自然に触れる喜びをジェフは伝えたいとカメラを回した。ジェフの映像からは、変わりゆく環境の中で必死に生きようとする野性動物を保護し、守るかが、いかに重要であるか伝わってくる。美しい自然とハイイログマなどの野生動物が失われるとすれば、私たち、そして将来の世代にとって、それはどのような意味を持つのだろうか。

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