BBC地球伝説

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ストーリー

地球の氷河・その秘密に迫る!

「氷」は私たちの身近にありながら、実はいまだに謎の多い不思議な物質。氷にはさまざまな性質があり、グラスに浮かぶアイスキューブはすぐに解けてしまうため、一見とてもはかないように思えるが、意外にも並外れた力を持っている。番組では、氷に秘められた驚くべき力の数々に迫る。
山脈を覆う広大な氷河は、大地を削り、地球の景色を形作ってきた。南極の氷に閉ざされた世界では、生物の進化にも影響を与え、腐敗を抑える力もそのひとつだ。氷に閉じ込められた大昔の空気からは、未来の気候を分析することもできる。
そして、氷に隠された多くの謎。「氷はなぜ水に浮くのか」「氷の上はなぜ滑りやすいのか」、そんな素朴な疑問から、北極に消えた19世紀の探検家のミステリー、さらに、はるか宇宙の彼方、氷に覆われた星に存在するかもしれない生命体発見の可能性に至るまで、氷の世界の秘密、その過去と未来を探求する。

最初に紹介するのは、ノルウェーのヨステダール氷河。ヨーロッパ最大の氷河で、青く光り輝く氷の洞窟を探検する。このヨステダール氷河は、かつての農場や墜落した飛行機さえも飲み込んでしまったことがあるという。なぜ氷河が川のように流れるのか、どうやって硬い岩を削るのか、その秘密を探る。次に、過冷却水(0℃以下でも凍っていない状態の水)を使った実験や、氷に圧力をかける実験を行い、水が凍る瞬間やワイヤーで切ってもすぐに元通りにつながる氷の様子を観察。なぜ氷が水に浮くのか、なぜ氷の上は滑るのかなど、氷の不思議な性質に迫る。
 宇宙にも氷は存在する。土星の衛星には、エンケラドスと呼ばれる氷に覆われた天体がある。最近、土星探査機カッシーニによって、エンケラドスから水蒸気流が噴き出しているのが発見された。その中には生命に必要な構成要素がすべて含まれており、地球外生命体の発見につながるかもしれないという。また、イギリスの南極観測研究所では、南極の海に生息する生き物たちの研究が行われている。0℃以下の冷たい海で独自の進化を遂げた生物の、驚くべき適応能力を紹介する。
 ケンブリッジ大学のスコット極地研究所には、イギリスの北極探検の歴史が記録されている。19世紀の北極探検家ジョン・フランクリン卿の最後の航海は、乗組員全員が死亡。多くの謎が残された。しかし、その謎を解く鍵は、氷の下に眠っていた。北極近くの島で、乗組員の墓が発見されたのだ。発掘された遺体は、氷によってほぼ完全な状態で残っていた。
 南極の氷の中には、何十万年前もの大昔の空気が閉じ込められている。それを分析すれば、地球の気候がどうのように変化してきたのか、そして、今後どう変化していくのかが分かるという。過去の空気を保存することができる氷は、未来の地球の姿も映し出すのだ。

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