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ストーリー

大自然の宝庫 北極圏を行く ヨーロッパ北部・人々の今

冒険家のブルース・パリーが、厳しい寒さの中で暮らす人々や動物たちとのさまざまな出会いを通して、北極圏の今を伝える5回シリーズ。
最終回はヨーロッパ北部。高齢化が進み、森林伐採が進む今もなお森に敬意を払って住み続けるロシアの村人と、スノーモービルやヘリコプターを使ってトナカイを放牧するサーミ人に出会う。そして北極圏の旅の締めくくりに、地球上で人類が定住する一番北の地を訪れる。

冒険家ブルース・パリーが最後に足を運んだのは、どこまでも極寒の土地が広がるヨーロッパ北部。変化を続けるこの地で、人々の今を追った。
ロシアの大きな森の中にある小さな村では、昔からの伝統的な生活を続け、森の恵みを受けながら暮らしている。ベリー類やキノコ類は食料に、毒キノコは足の治療薬に、コケは家の断熱材に利用されている。しかし、そんな暮らしを続けているのも今や老人だけ。若者は近代的な生活を求めて村を離れ、村の住宅のおよそ30%は空き家である。残された老人たちは、ソビエト時代のほうが暮らしはずっと豊かだったと昔を懐かしむ。森林伐採も着実に進んでいるが、森を管理するアレクシーは、森はまだ再生可能だと話す。ブルースは、住民の数は減ったものの、ここに住む人々が今も森を古くからの友人のように大切に扱い、尊敬の念を持って接していることを知る。
次に向かったのはノルウェー。北極圏の中でも最も発展した場所に、今も伝統が残っているのか、トナカイを放牧しているサーミ人を訪ねた。トナカイの群れを誘導するヨハン・イサークに密着し、その様子を間近で見学する。伝統的に見えるトナカイの放牧だが、その作業には現代社会からのさまざまな恵みが用いられていた。彼らはスノーモービルやヘリコプターを駆使し、トナカイを集めて数を数え、冬を越えるための土地へは船を使って連れて行く。近代化の波にうまく適用しているように見えるが、都市の開発によって利用できる土地は減少し、年々放牧地が小さくなってしまっている。伝統的な生活を続けるには、現代の道具が不可欠なのだ。
最後に、ブルースはスバールバル諸島にあるニーオルスンを訪れる。ここは地球上において人が定住している場所として最北の地であり、世界各国の極地研究所が集まっている。今回の北極圏の旅を通して浮かび上がった、現代を生きる人々に影響を及ぼす地球温暖化の問題。ブルースは研究所の専門家に、地球温暖化の問題点と今後の展望を尋ね、私たちがこれから何をすればいいのかを問う。
そして、シリーズを通して出会った多くの人々との心温まる交流、神秘的な大地やそこに暮らす動物たち、海や森が与えてくれる恩恵を思い出し、地球に住む人間としてそれらのかけがえのないものを守っていかなければならないと心に誓う。

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