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ストーリー

宇宙をめぐる地球 ―その秘密に迫る― 2 太陽と地球

宇宙をめぐる地球を1年にわたって追いかけ、その壮大な旅が私たちにもたらす驚くべき影響を探るシリーズの第2回。今回は、地球と太陽との関係に焦点を当て、1月から3月の春分までの旅を追う。
地球から太陽までの距離は、生命が生きていくために最適な距離を保っている。それは、水が氷や水蒸気に「変化する」ことができる位置関係。この変化が地球の気候を生み出している。物理学者のヘレンは、北アメリカのオンタリオ湖を訪れ、地球上で最大最速といわれる吹雪を伴う激しい嵐を目撃する。番組ホストのケイトは、地球が1年で一番太陽に近づく日に、スコットランドで最も高い山への登頂に挑戦。さらに、チリの世界最南端の町で見られる氷河、カナダ北部の街・イエローナイフにある厚い氷に覆われた湖、中央アメリカ・ベリーズにある「ブルーホール」と呼ばれる海底の洞窟へ足を運ぶ。
太陽が地球の気候や生命にどう関係しているのか、また、軌道の変化が地球にどのような影響を与えるのか。太陽と地球の密接なつながりに迫る。

今回の旅は、1月のはじめ、地球が1年で最も太陽に近づく日「近日点」から始まる。地球が太陽から離れたり近づいたりするのは、地球が楕(だ)円軌道を描いて太陽の周りを回っており、太陽の位置も中心ではないからだ。この時期、南半球は夏。しかし80%以上が海に覆われているため、気温がなかなか上昇せず、氷河を見ることができる。
地球に大きな影響を及ぼす太陽。地球の動きは、太陽の強大な重力でコントロールされている。そして、この巨大な重力圏にとらわれているのは地球だけではない。地球の軌道が小惑星や彗星の軌道と重なれば、衝突する場合もあるという。アメリカ・アリゾナ州には、5万年前に隕石が衝突してできた巨大なクレーターがある。また、冬場の極地で見られる幻想的なオーロラも、太陽と地球の密接な関係によって発生する自然現象。太陽から放出される電気を帯びた粒子が、地球の大気と衝突して起こると考えられている。
地球に生命が存在するのも、太陽からの距離が最適な位置にあるからだ。それは、水が個体・液体・気体と変化していくことができる位置。この変化が、地球の気候を生み出している。
1月中旬、南半球では積乱雲が発達し、激しい嵐がたびたび起こる。同じ時期、北アメリカのオンタリオ湖でも、吹雪を伴う猛烈な嵐を見ることができる。
そして1月下旬、冬至から一月ほどたっているものの、北半球では厳しい寒さが続く。地面が熱を失う速度は遅いので、場所によって気温の下がり方にずれが生じるからだ。カナダ北部の街・イエローナイフの湖では、トラックが渡れるほど厚い氷が3月まで張り続ける。グリーンランドの海氷が最も大きくなるのも3月の初めだ。
地球の軌道は、他の惑星の引力の影響も受けるため、数千年のサイクルでわずかに変化している。軌道の小さな変化は、地球全体に劇的な気候の変化をもたらす。約6万年後には、再び氷河期が始まると推測されている。

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