BBC地球伝説

  • トップページ
  • 歴史
  • 自然
  • 紀行
  • 文化

ストーリー

緑の惑星~地球進化の謎~ 2 花の誕生

地球の姿を変えてきた植物の謎に、地質学者イアン・スチュアートが世界中を冒険しながら迫る全3回シリーズ。私たちの暮らすこの惑星を緑に変えた植物のすべてに迫る。第2回は、地球の景色を変え、あらゆる動物の進化を促した花の秘密に迫る。

地質学者イアン・スチュアートが、花が地球に与えた驚くべき影響を語る。花が誕生したのは、今から1億4千年前のこと。それは地球の歴史において画期的な大事件だった。色鮮やかな花は世界を彩り、そして動物界に大きな変化を引き起こす。やがて果実を実らせるようになったのだ。花は私たち人類の誕生と進化をも促していく。
地球で最初に誕生した花を探して、南太平洋に浮かぶ島、ニューカレドニアのジャングルの奥地に分け入るイアン。原始の地球に近い状態のこの島のジャングルで見つけたのは、初期の花「アムボレラ」。それは突然変異によって白く変化した葉であるとされる。
花は昆虫の注意をひきつけ、その身に花粉をまとわせることによって、より遠くへと運ばせることに成功した。1年に2カ月しか雨が降らない南アフリカのタンクワ・カルーでは、子孫を確実に残すための新しい方法、「種」の威力を目の当たりにする。カンナ科の植物である「ダンドク」という花の種はとても固く、強い衝撃を受けた後でもその芽を出すだけの耐久力を持っていた。
樹木より早い世代交代を繰り返すことで、進化のスピードを増した植物は、その蜜を求めるさまざまな生物の進化を促すことになる。さらに勢力を広げ、地球上を熱帯雨林で覆うことで雨のサイクルを生み出し、地球の地形をも形作った。しかし、そんな花を持つ植物にも最大の危機が訪れる。巨大な隕石の衝突による火災や酸性雨などの気候変動だ。これにより最大のパートナーであった昆虫が絶滅してしまった。そこで、花は新たなパートナーである哺乳類に種を運ばせるため、果実を生み出すことになる。そして、その果実を食べるために驚くべき進化を遂げた生物がいた。人類の祖先である霊長類だ。花は種が熟する前の果実を取られてしまうことを防ぐため、熟した果実に目印の赤い色を付けた。それを識別するため、霊長類は視覚を進化させて色覚を身につけ、他の哺乳類の優位に立つことができたのである。
突然変異を繰り返し、驚くべきスピードでさまざまな色や形に種類を増やしてきた花が、どのようにして地球の景色を変え、あらゆる動物の進化を導いていったのか? 命をつなぐために、動物たちとともに生きる道を選んだ花の秘密に迫る。

BS朝日 第99回全国高校野球選手権大会中継による休止延長についてのおしらせ
BS朝日 第99回全国高校野球選手権大会中継