BBC地球伝説

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ストーリー

レニーの大西洋大冒険 ─ 前編

イギリス人のコメディアン、レニー・ヘンリーが、ヨットで大西洋に挑戦するドキュメンタリーの前編。ヨット経験がないレニーと旅をするのは、嵐の南極海で遭難し板チョコ1枚で5日間生き延びた伝説のヨットマン、トニー・ブリモア。彼らは、イギリスのプリマスから、大西洋に浮かぶポルトガル領アゾレス諸島を経て、ジャマイカのモンテゴ・ベイまで約5千マイルを18日間でゴールする。 不安と期待を胸に、ヨット"ヌートカ"に乗り込み、かつてない大冒険に旅立つ…。

イギリス人のコメディアン、レニー・ヘンリーがヨットで大西洋を航海する。サポート役として伝説のヨットマン、トニー・ブリモアが同行するが、航海が始まると、2人は2時間交代でヨットを操縦しなければならない。そこで、ヨットに乗った経験がないレニーは、出発前にトレーニングを受ける。まずは、ヨットについての基礎を学び、翌日海で実戦のトレーニング。最後の仕上げに、英国海軍のサバイバル訓練を受ける。
いよいよ出発の時、大冒険を前にレニーは期待に胸が膨らむ半面、様々な不安がよぎる。複雑な思いのまま、"ヌートカ"というヨットに乗ってトニーと海へ乗り出していくと、いきなり嵐が襲う。 ひどい船酔いをしながらも嵐を乗り切ったが、今度は自動操縦装置を蹴飛ばし、装置が故障してしまう。自動装置がなければ、レニーとトニーの2人で24時間ずっと操縦しなければならない。そして、また嵐がやってきて、船倉に2.5トンの水がたまる。どうやら船体のどこかに穴が空いているらしい。その上、排水ポンプも故障しているようだ。次々と災難に見舞われ、行程は予定より大幅に遅れてしまった。外は、依然激しい嵐。どうする、レニー…!?