世界の名画 ~素晴らしき美術紀行~

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ストーリー

ヴィーナスの誕生
美と栄光のフィレンツェ探訪

世界の名画 ~素晴らしき美術紀行~

花の都フィレンツェにある美の殿堂・ウフィツィ美術館。15世紀に花開いたルネサンス芸術に大きく貢献した権力者メディチ家歴代のコレクションが展示されています。今日の一枚はルネサンス美術の始まりを告げたとも言われる、ボッティチェリの代表作「ヴィーナスの誕生」。
ギリシア神話で海の泡から誕生したと言われる女神ヴィーナスが大きな貝殻に乗り、浜辺に流れ着く光景が描かれています。この作品と対を成す作品がルネサンスの至宝と言われる「プリマヴェイラ(春)」。
2つの作品に共通するのは神話の神々が繰り広げる演劇のような世界。宗教画が主流だった当時、彼は常識を覆す古代神話を描いたのです。今やイタリアの宝となった2つの名画誕生の陰には時の権力者とフィレンツェが誇る絶世の美女の存在がありました。
その真相を探るため、ボッティチェリの人生を辿りながら、生涯を過ごした「花の都」フィレンツェを巡ります。
皮なめし職人の家に生まれた彼は15歳で絵画の道に進み、20歳で最大のライバル、レオナルド・ダ・ヴィンチと運命的な出会いを果たします。2人が共同経営した食堂「3匹のカエル」にあった驚きの郷土料理とは!?更に、共に制作に携わったフィレンツェの象徴、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を訪れます。
線描でデザイン的なボッティチェリの作品は時の権力者メディチ家さえも魅了し、レオナルドを遥かに凌駕する、時代の寵児となっていきました。その頃出会ったのが絶世の美女シモネッタ。彼女こそ傑作「ヴィーナスの誕生」のモデルと言われています。
しかし、メディチ家の衰退と共にボッティチ ェリの画風は一変。世紀末に訪れた深い闇があの至宝を300年もの間、眠りにつかせることに。時代の混乱に翻弄された美と愛の画家ボッティチェリ。彼はいかにしてルネサンスの扉を開いたのか?至宝に潜む真実に迫ります。