中国神秘紀行

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作品内容

清王朝の末裔 満州族を訪ねて ~遼寧省~

今回は、中国最後の王朝「清」を築いた満洲族(まんしゅうぞく)の人々と歴史を訪ね、中国東北地方の遼寧省(りょうねいしょう)と吉林省(きつりんしょう)を旅します。
明から清(16361912年)の時代を築くきっかけとなった人物が満洲族を統一した初代清王朝皇帝ヌルハチです。北京に保存される巨大な宮殿「故宮」はその権力の壮大さを示しています。ヌルハチは、かつてどのような暮らしをしていたのかヌルハチの生まれ故郷と言われる新賓(しんひん)を訪ねます。
ここにはヌルハチが築いたとされるホトアラ城のあとがあります。
清王朝の前身となった後金の国を築いた時、ヌルハチが汗(ハン)となった玉座が残っています。ここは、満洲族の伝統的な踊りや習慣を見れる観光地となっているのです。このホトアラ城のある永陵鎮という村にはとうもろこしを使った伝統の麺料理があり絶品と言われています。その作り方が実にユニークなのです。
次にご紹介するのは清王朝の宮殿が残る沈陽(ちんよう)「瀋陽しんよう」です。
ここにはヌルハチと二代皇帝ホウタイジによって築かれた沈陽故宮があり、そして、ヌルハチの墓である福陵とホウタイジの墓である昭陵も保存されています。世界文化遺産に登録されたこれら建造物の魅力に迫ります。
そして次に向かったのが吉林省(きつりんしょう)の松花湖(しょうかこ)。
ここで年に一度盛大に行われる満洲族の魚祭りをご紹介します。独特の風習にのっとってシャーマンが行う珍しい儀式の後に、湖の漁が解禁となります。
網にかかるあまりにも大漁の様子に湖の豊かさを感じさせます。
清王朝最後の皇帝と言えばラストエンペラーこと溥儀(ふぎ)です。
溥儀との関わりが深い町と言えば長春(ちょうしゅん)は外せません。かつて日本の国策により満洲国が築かれた時、長春は重要な拠点のひとつでした。
溥儀が13年あまりの時を過ごし、日本関東軍の監視下のもと暮らした皇宮あとが改修工事を終えて一般公開されています。清王朝最後の皇帝/溥儀がこの長春でどのような暮らしをしていたのかその謎に迫ります。

初回放送:2009年7月2日