中国神秘紀行

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作品内容

世界遺産 盧山 霧と森の仙人伝説の里 ~江西省~

今回は、中国東南部の江西省を旅します。江西省の北部は、古来、多くの文人墨客や近代政府高官に愛された土地です。
人々を惹き付けるのはこの地が、仙境/仙人の里と呼ばれる程、美しい自然に溢れる素晴らしい環境にあるからなのです。
一体、仙人の里とはどんな所でどんな人々が暮らしているのか訪ねてゆきます。
まず訪れたのは盧山(ろざん)標高1474m、断崖絶壁や岩洞や滝が多くの数多くの動植物に恵まれた山です。
ここは道教の世界では聖なる山と言われる所で、かつて仙人が修行した祠が残っています。山々と周辺に沸き立つ霧がまさに仙境の面持ちをかき立てるのです。
この盧山の麓に盧林湖(ろりんこ)という美しい湖が広がっています。
ここは18世紀末から避暑地として親しまれ別荘がおよそ800も建てられています。
日本で言えば長野県の軽井沢といったところでしょうか。立ち並ぶ別荘は大変豪華な作りで有名人の別荘もあるのです。
その人物とは中国近代史に大きな足跡を残した政治家です。どんな別荘なのか内部をご紹介してゆきます。江西省北部盧山、仙人の里言われる大自然の魅力はまだまだあるのです。
次に向かったのは龍虎山(りゅうこざん)です。ここは仙人伝説を生み出した道教の発祥の地と言われています。
宋代に建てられた道観があり道教の祖と言われる張道陵(ちょうどうりょう)が祀られています。
中国全土から訪れる人々が多く、難病や不治の病を道教の発祥の地の神通力に救いを求める人々もいるんだそうです。
一体、その神通力とはどんなものなのでしょう?道教の持つ力「気」とは一体なんなのでしょうか?道士生活60年という老人の邪気を払う儀式をカメラは見つめてゆきます。
そして、仙人グルメと言われ1000年以上の歴史を持つという長寿料理もご紹介します。
また、この龍虎山で現代の仙人を目指す驚くべき人物も登場します。美しき水と山に囲まれた龍虎山、仙人になるための修行に最高の地だともいいます。
「気」を自由自在に操り、厳しい修行をこなすという人物はどうやって仙人に近づこうというのでしょうか?
盧山と龍虎山、仙境に呼ばれるにふさわしい幽玄でゆっくりと流れてゆく美しい世界をお楽しみ下さい。

初回放送:2009年7月16日