俺たちだって天地を動かす~日本のお父さんが第九に挑む~

12月27日(土) 午後4:00~4:55

制作
abn長野朝日放送・HTB北海道テレビ放送・BS朝日
(ハイビジョン制作・5.1chサラウンド)

1999年に編成された『元美少年合唱団』は、エイズチャリティーのために政財界の著名人20数人が立ち上がった男声合唱団です。男たちの熱い想い、なにより歌うときの生き生きした顔…それが忘れられず、翌年もう一度と声をかけたのは三枝成彰氏でした。そして2000年『六本木男声合唱団』が再結成されたのです。男たちの動きは、東京だけにとどまりませんでした。03年には長野市で男声合唱団ZENが産声を上げ、翌年には札幌市でススキーノが誕生しました。

04年8月8日、長野市。
六本木男声合唱団と男声合唱団ZENのチャリティージョイントコンサートの打ち上げ会場で、ある会話が交わされていました。「東京、札幌、長野。この地に共通しているのはオリンピックの開催地だという事。3つの合唱団が一緒に歌えたら…」「全国の男声合唱団が一緒に歌えたら…」 このときは誰もが夢物語だと思っていました。

あれから3年半。夢が現実になりました。アマチュアが舞台に立つことは不可能とされるサントリーホール(東京)でのコンサートが決まったのです。その夢舞台での曲として彼らが選んだのは、第九。鬼才ベートーヴェンが生涯最後に書き上げたのが交響曲第九番です。数年前までは満足に楽譜も読めなかったオヤジたち。仕事人間だったお父さんは今、音楽を愛する一人として総勢300人の仲間とともに舞台に立ちます。でも!コンサート本番の数日前の練習では、指揮者の「いい加減にしろ!」というゲキが飛ぶ有様・・・高まる緊張感の中、コンサートの幕が上がります。

番組はハイビジョンの美しい映像と共に、5.1chサラウンドによる迫力の音声で、コンサート会場の臨場感を伝えます。また、各地のメンバーの様子や練習の模様を丹念に撮影し、音楽に懸ける男達の熱いストーリーを盛り込みながら、「歓喜の歌声」が響くまでの過程を追います。
番組ナレーターに女優原田知世さんを迎え、優しく、そして時には厳しくオヤジたちを叱咤激励します。

【ナレーター】原田知世

1967年11月28日生まれ。長崎市出身。
1983年、映画『時をかける少女』で映画主演デビュー。
近年は『サヨナラCOLOR』『紙屋悦子の青春』など数々の話題作に出演。

シンガーとしても、デビュー当時からコンスタントにアルバムを発表。 90年代以降は鈴木慶一とのコラボレーションによる数々のアルバムを制作。 邦楽のミュージシャンとしては初となるスウェーデンのプロデューサー、トーレ・ヨハンソンを迎えてのアルバム制作、 それに伴うオール・スウェディシュ・メンバーとの国内ツアーなどで多くの新しいリスナーを獲得。独自の足跡を残してきた。
2006年、MOOSE HILLのアルバム「DESERT HOUSE」に2曲ゲストボーカルとして参加。 昨年には、伊藤ゴロープロデュースによる、デビュー25周年記念のアルバム「music & me」をリリースした。

7月2日、新バンドpupaより、デビュー・アルバム「floating pupa」をリリースする。
他にナレーションやCMなどの活動も積極的に行っている。