遥かなる深海大冒険!

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番組概要

遥かなる 深海大冒険3 ~密着!海底谷とナゾの生物~

ロマンあふれるフロンティア“深海”の旅へ、いざ!
「宇宙」と並ぶ、もう一つのフロンティア「深海」。
実は、『宇宙よりも深海の方が行くのが難しい』と語る学者は多いのです。
宇宙は電波が通じるのに対し、深海は電波が通じない、まさに暗黒の地だからです。
人類にとってその世界を見ることは夢でした―

BS朝日が“深海”を徹底的に掘り下げ、その未知なる世界に迫るシリーズ第3弾。
ナビゲーターは、深海に魅せられた水中写真家の中村征夫さんです。
そんな中村さんが今回迫るのは、深海に横たわる巨大な谷「海底谷」と、次々に姿を現す摩訶不思議な生き物たちのナゾ。
世界中のたくさんの海を潜り続けてきた中村さんでさえ驚嘆する、深海の神秘な光景とは―
番組では深海研究で世界をリードする海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、撮影した稀少な深海の映像を紹介しながら、これまで数々の研究成果を発表してきた深海生物のスペシャリストが未知なる世界の謎を解き明かしていきます。
生物だけでなく、深海で起きている不思議な現象の数々も紐解きます。
シリーズの第3弾では、そんなジャムステックが行っている最新の調査航海に独占密着!深海生物をどのようにして撮影・研究しているのか?その舞台裏も大公開します。
今回も、2時間深海の魅力満載でお届けします。

放送内容

発見!深海底に広がるナゾの亀裂

去年、福島沖の海底を音波調査した画像に、専門家も首をかしげる奇妙な現象が映し出されました。約1kmに渡り、海底が通常ではあり得ないナゾの陥没をしていたのです。
その原因を確かめるべく今年2月、ジャムステックの深海探査ロボットが福島沖の深海に向かいました。
そして、水深140mの海底で発見されたのは、崖崩れが起きたような大規模な海底の亀裂。普通平坦な深海の底が、ガタガタに崩れていたのです。
詳しく観察を続けると、岩肌はまだ新しく、裂けてから間もない状態であることが判明。いったい、なぜ、こんな現象が起きたのか―
調査の結果、去年11月に起きた東日本大震災の余震による亀裂である可能性が高い事が判明します。
更に、亀裂の中に赤くうごめく生き物の大集団を発見。
近づいてみると…正体は深海生物ヨコエビたち。そのヨコエビが深海生物研究の専門家でも見た事がないというほど異常な大群となって、谷底に群がっていたのです。
まさに、摩訶不思議、異様な光景。なぜ、このような現象が起こったのでしょうか?
ジャムステックの最新調査に密着した完全ドキュメント!
深海での発見の数々を臨場感たっぷりに紹介します。

独占密着5年。
深海調査で発見したふしぎ生物たち…そしてナゾの「海底谷」

2012年、東北沖の漁業復興に貢献する目的で始まった国家プロジェクト・東北マリンサイエンス拠点形成事業。このプロジェクトで、東北沖合いの深海調査を担ってきたジャムステック。
番組のカメラは、およそ5年に渡りジャムステックの調査に密着。
これまで数々の貴重な発見の瞬間を撮影してきました。
地震・津波により流されたガレキが、どこに行き着いたのか?
その場所を突き止めるミッション。
ガレキの場所を特定できれば、漁で海底に高価な網を沈めた時に、ガレキに引っかかって破れてしまう被害を防げます。
調査を続ける中で、研究チームは、海底に横たわる巨大な谷「海底谷」に行き着きます。
深海探査ロボットが海底谷を下っていくと…
そこには、震災で流されたと思われる大きなガレキが集積したのです。
そして、探査ロボットのカメラが映し出したのは、ガレキに寄り添うように生きるたくさんの深海生物の姿でした。 さらに番組では、長期密着する中で、探査ロボットが撮影して、まさに奇跡と呼べる深海生物のふしぎな行動の数々を一挙公開します。
小さな小さなヒトデが大群となってイカやカニを襲う瞬間-勝つのは一体!?
深海で目の当たりにした、まるで竜宮城のような生き物の住処も―
などなど、深海生物の驚きの生態に迫ります。

発見!深海880メートルに佇むナゾの巨大沈没船…

深海調査では、時に予想もしなかった意外なものを発見することもあります。
音波調査で映し出されたのは「ナゾの巨大な物体」いったい、これは―
ソナーの反応をたよりに深海探査ロボットが暗い海底を進んでいくと…
目の前に現れたのは大きな鉄の塊。
その正体は、巨大な「沈没船」だったのです。
今回番組では、東北沖の調査に密着する中で発見した2隻の沈没船の謎に迫ります。
船体は、赤く錆びていて、付着生物も多い事などから東日本大震災よりずっと前に沈んだ船ではないかと推定されました。
そして、船の周りには、おびただしい数の深海魚が集まっていたのです。
平坦な深海の底に沈んだ沈没船は、岩礁の役割を担い、生き物にとってはかっこうの棲み処になっていたのです。

海の未来を予測するシミュレーションマップ

東北大学や東京大学と連携して行っている東北マリンエンスは6年目を迎えました。これまでの調査で計測した東北沖の数々のデータ。水温、流速、プランクトンの量など、そのすべてを集約し、世界でも類をみない試みが進んでいます。
それは、海の未来を予報するシミュレーションマップ作りです。
深海の底に設置した特殊機器で1年間定点観測したデータなどをもとに、いつ、どこで、どのような状況になるか、未来の海の環境を予測する予報図を作るという世界的にも画期的な挑戦です。
これにより、将来の漁場の予測が出来れば、東北沖の漁業復興のみならず、更には永続的な漁業の実現が叶うため、研究者たちは壮大な試みに挑んでいます。