にほん風景物語

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鎌倉こころの旅~夏目漱石が愛した風景~

夏目漱石が愛した"鎌倉"。夏目漱石の作品には、「鎌倉」という場所が、度々登場する。 漱石の名作「こころ」や「門」は、この時代に生きる若者たちを主人公とし、 「日本」という国が大きく変化していく時代の中での"人々"とかく"未成熟な若者たち"のこころが揺れ動いている様を丁寧に描いている。 物語の中に生きる彼らの「苦悩に満ちた日々」や「おかしげな日常」が鮮明に書き記されている漱石の作品は、時代を超えて今もなお愛され続けている。

「鎌倉」という地は、多くの文士たちの創作意欲を掻き立てるところでもあり、 未だその香りが今も残る街。何故鎌倉なのか? そして漱石も自身の生きる道に迷い、鎌倉の地を訪ね、寺で参禅していた。

漱石が見たであろう「こころ」の風景を、長閑な江ノ島電鉄に乗って旅します。 極楽寺から絶景の由比ケ浜、円覚寺を経て帰源院へ。 そこに残された漱石直筆の手紙の内容とは? 鎌倉と漱石を愛する、作家島田雅彦が旅します。