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大晦日・紅白と大勝負!昭和48年~52年 伝説の“新宿コマ劇場ライブ” 第一弾

美空ひばりのテレビ出演の映像は数多く残されているが、その中でファンや音楽関係者から「極めて希少価値が高い」といわれる映像がある。それは、全盛期のひばりが大みそかに「新宿コマ劇場」で行った公開生放送の映像だ。
昭和48年、デビュー以来、栄光の道を歩んで来たひばりだったが、歌人生で最大のピンチを迎える。実弟の反社会的行為が取りざたされ、17回の出場を誇り、昭和38年以降10年連続でトリをつとめてきた「NHK紅白歌合戦」を不出場したのだ。そして、ひばりは紅白の真裏で、テレビ朝日「美空ひばりワンマンショー」に出演。「日本の大みそかは、ひばりの歌で終わる」といわれた歌謡界の女王としての意地とプライド見せつける。以降、昭和49年、50年、51年、52年と4年間にわたり、大みそかの夜はホームグラウンドである新宿コマ劇場で行われたテレビ朝日の公開生放送に出演し、ワンマンライブを開催した。
その映像が完全保存されている、「極めて希少価値が高い」といわれる映像だ。どの映像からも、ひばりの歌に対する並々ならぬ思いが伝わってくる。さらに、ステージ上にカメラを上げるという当時は斬新な演出がとられ、手拍子を打ち歓声を上げる観客の姿もあり、臨場感が満ちあふれている。

 

番組には、以前からこの貴重映像の放送を望む声が寄せられていた。パート1となる今回は、昭和48年のスタジオでのワンマンショーと、昭和49年の新宿コマ劇場での大みそかライブを放送する。ひばりは最大のピンチに、何を語り何を歌ったのか…。

 

<ライブ映像1> 「美空ひばりワンマンショー」
昭和48年12月31日23時~23時45分 テレビ朝日・スタジオから生放送
恩師である作曲家の古賀政男がひばりに捧げる詩を朗読。ひばりはこれまでの紅白歌合戦で歌った歌を中心に歌唱!

<ライブ映像2> 「さよなら`74 にっぽんの歌大全集 美空ひばりオンステージ」
昭和49年12月31日19時~20時55分 新宿コマ劇場から生放送
ひばりはティアラにドレス、着ながし、水兵姿と多彩な衣装でヒット曲を披露。恒例の新宿コマ公演を彷彿させるステージで観客を魅了!

 

<紹介予定曲>
リンゴ追分、悲しい酒、ひばりのマドロスさん
三味線マドロス、港町十三番地、哀愁波止場
柔、悲しき口笛、東京キッド、私は街の子、ひばりの花売娘、花笠道中、あの丘越えて、
真赤な太陽、ある女の詩、影を慕いて、リンゴの唄、星の流れに、王将

 

■CAST
ナビゲーター 下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)