昭和48年、デビュー以来、栄光の道を歩んで来た美空ひばりだったが歌人生で最大のピンチを迎えた。実弟の反社会的行為が取りざたされ17回出場していた紅白歌合戦を不出場。こうした中、ひばりは紅白の真裏で5年間、テレビ朝日に出演し、ワンマンショーを行った。この映像が完全保存されている。映像はファンや音楽関係者から「極めて希少価値が高い」と言われるもので、ひばりの歌に対する並々ならぬ思いが伝わって来る。さらに、ステージ上にカメラを上げるという当時は斬新な演出がとられ、手拍子を打ち歓声を上げる観客の姿もふんだんにあり臨場感に満ちあふれている。番組には以前からこの貴重映像の放送を望む声が数多く寄せられていた。パート2の今回は、昭和50年、51年、52年の新宿コマ劇場での大晦日ライブを放送する。ひばりは最大のピンチに何を語り何を歌ったのか。

◆昭和50年12月31日放送
「さよなら昭和50年美空ひばり歌は我が命」
（持ち歌のほか戦後30年にあたり昭和歌謡の代表曲を披露）
◆昭和51年12月31日放送
「美空ひばり 歌は我が命 芸能生活30周年ひとすじの道」
（30周年を祝い船村徹、遠藤実、石本美由起ら多くの関係者を客席に招待）
◆昭和52年12月31日放送
「さようなら1977年 歌は我が命 美空ひばりスペシャル ひとすじの道」
（この年、母、喜美枝が大腸がんで入院。その母への思いが伝わるステージ）

<紹介予定曲>
♪越後獅子の唄　♪リンゴ追分　♪お祭りマンボ　♪悲しい酒 ♪芸道一代　♪ある女の詩　♪伊豆の踊子　♪哀愁出船　♪さくらの唄　♪哀愁波止場 ♪柔　♪真赤な太陽　♪江戸の闇太郎　♪ひばりの佐渡情話　♪人生一路　♪悲しき口笛 ♪東京キッド♪ひばりの花売娘　♪雑草の歌　♪歌は我が命　ほか

■CAST
ナビゲーター 下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)