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    #94

    坂本九 / 永六輔

    日本人が懸命に働いた昭和30年代、どこにでもいるような親しみやすい青年・坂本九がスターの座に着きました。そして、易しい言葉を綴った歌で彼を支えた永六輔……歌謡界の常識を破った二人の活躍に、人々は目を見張った。
    華やかな芸能界で成功を収めながら、坂本九と永六輔は、常に名もなき人々に目を向けていました。反骨と優しさが同居する作品は、流行や時代を超えて聴く者の胸に染み入ります。昭和を彩った名曲の数々は、どうして誕生したのかその秘密に懐かしい名曲と共に迫る。
     
    ・隣の少年が大スターに〈坂本九〉
    花街で育ったやんちゃな少年が、歌手を目指してバンドボーイに。ロカビリーブームに沸く歌謡界で、中村八大・永六輔との出会いが運命を変える。
    (「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」「夜明けの唄」他)
     
    ・永六輔と二人の作曲家
    ラジオの常連投稿者からプロの放送作家に。初めて作詞した曲でレコード大賞を獲得。中村八大といずみたく、2つの才能としのぎを削り、新鮮な曲作りで業界に風を起こす。
    (「黒い花びら」「遠くへ行きたい」「こんにちは赤ちゃん」「おさななじみ」他)
     
    ・もう一度、歌いたい〈坂本九〉
    幸せな結婚生活、司会業へシフトする中で、もう一度歌いたいと決意した矢先、予想もしない惨劇に巻き込まれる。
    (「レットキス(ジェンカ)」「夕やけの空」(新八犬伝より)「そして想い出」他)
     
    ・誰かとどこかで〈永六輔〉
    坂本九に続き、中村八大、いずみたくを相次いで失う。ベストセラー『大往生』で死と向き合い、全国を旅して名もなき人々の言葉を集め続けた。最期まで粋を通した江戸っ子作家の生き様とは。
    (「女ひとり」「筑波山麓合唱団」「黄昏のビギン」他)