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    #95

    遠藤 実 没後10年SP

    世に送り出した曲はおよそ5000曲、長きにわたり第一線で活躍した作曲家・遠藤実は、昭和歌謡を代表するヒットメーカー。「からたち日記」、「北国の春」、「星影のワルツ」、「浅草姉妹」,「おひまなら来てね」、「高校三年生」、「せんせい」、「くちなしの花」、「すきま風」、「みちづれ」、「夢追い酒」、「雪椿」など、多くの人々の心を射止めた昭和の名曲誕生の秘密に迫る!
     
    遠藤実は、親しみやすく美しいメロディを兼ね備えた名曲を、数多く生み出した。その夢あふれる歌心は、赤貧洗うがごとき苦難の生い立ちの中で磨かれたものだった。
     
    ・明日の見えぬ貧乏のどん底生活
    貧しく厳しい父の拳骨を受けつつも、温かい父のぬくもりの中で遠藤実少年は育った。
     
    ・父の仕事は失敗続きで家族は極貧生活
    貧しい家庭の中で遠藤実少年は、農家に奉公に出されるが、働けど働けど明日は見えず。夢を追って父母に黙って新潟から上野行きの列車に飛び乗った。
     
    ・仕事を転々としながら流しの「エンちゃん」、作曲家に
    上京後、縁あって「流し」となるが、歌手への道は遠く、泥水を啜る日々が続く。裏切り、励まし、思いやりが交差する酒場で歌作りと心を磨き、ようやく作曲家への未来が開いた。
    (「お月さん今晩は」「からたち日記」「おひまなら来てね」他)
     
    ・門下生が語る遠藤実
    数多くの門下生を排出した遠藤のレッスンは「厳しい」のひと言。こまどり姉妹、舟木一夫、千昌夫、森昌子ら門下生の証言で浮かび上がる、遠藤の愛情。そして、門下生たちの今とは。
    (「浅草姉妹」「高校三年生」「星影のワルツ」「せんせい」「北国の春」他)
     
    ・辛い別れ、人生は歌とともに
    人生の師だった父と苦労人の母を相次いで亡くし、糟糠の妻にも先立たれた。辛い出来事があった時に歌が生まれる。人生こそ歌…悲しみの中に夢と光を見出し、遠藤は歌を書き続けた。
    (「くちなしの花」「夢追い酒」「みちづれ」「雪椿」他)
     
    「人の心に明かりを灯すような歌を書きたい」。歌とともに、人を育てる達人でもあった遠藤実。懸命に生きる人々に喜んでもらうことが、何よりの喜びでした。
    人は世につれ世は歌につれ、遠藤実 没後10年、その作品世界には私たちが忘れてしまった大切なものが詰まっていた。