昭和偉人伝

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小林一三

宝塚歌劇団を創設したアイディア満載経営者 小林一三
世の多くの女性が憧れる「宝塚」は100年の歴史を誇る歌劇団である。舞台に出演するのは全員が未婚女性の団員。そこからは昭和の芸能を担ってゆく多くのスターたちが排出された。越路吹雪、乙羽信子、新珠三千代、有馬稲子、八千草薫、小柳ルミ子、天海祐希、黒木瞳、涼風真世、大地真央など大勢の素晴らしいスターを輩出している。。そんな宝塚を生み出した男は当時の日本を経済、事業で力強くけん引していた人間だった。男の名は小林一三。鉄道を起点とした都市開発と流通を一体的に進めた天才的な実業家である。日露戦争後の恐慌に見舞われた日本で、電鉄事業に活路を見出し、これを機に沿線を開発、リゾートや住宅地の整備を進めてゆく。当時、温泉場として有名であった宝塚に「宝塚新温泉」を設営し、この余興としての音楽隊を結成することが宝塚歌劇団の原点ともなったのだ。
「乗客は電車が創造する」という言葉通り、鉄道沿線の地域開発により人口は急増、住民の求める娯楽を提供することで、ますます栄えてゆくエンターテイメント産業の基礎を創り出したのが小林一三のビジネスだった。
そんな小林の人生には出生とともに失った母、そして生き別れとなった父への想いが絶えず寄り添っている。銀行員としての人生を踏み出しながらも、不況に見舞われて断たれた出世。妻子を抱えての失業というどん底から、小林は鉄道事業に活路を模索した。そして、開かれてゆく将来。小林が天性で持っていた商機を見据える眼力が発揮されていったのだ。やがて小林は昭和の日本全体をけん引してゆく立役者となってゆく。
昭和を代表する実業家であり、政治家、そしてエンターテイメントの重鎮という多彩な顔を持っていた小林一三。その成功の陰にはどんなドラマがあったのか。


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