いにしへ日和

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ストーリー

【秋田】 佐竹義隆・田沢湖乳頭

田沢湖は、日本で最も深い湖。
その深さゆえ冬でも凍ることはなく、湖面の色は水深に応じて、幻想的に表情を変えます。
田沢湖のシンボルは、金色に輝く、たつこ像。
永遠の若さと美貌を願うあまり、龍の姿となって湖に沈み守り神となったという伝説を表わしたものです。
湖の北岸には、御座石(ございし)神社があります。
慶安3年(1650年)、秋田藩主佐竹義隆が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことからその名が付きました。佐竹一族は関ヶ原の戦い以降、秋田を領地とし、江戸時代を通じて藩を治めました。
秋田と岩手の境にまたがる乳頭山。
その麓に点在する温泉は、乳頭温泉郷と呼ばれています。
鶴の湯は乳頭温泉郷の中でも最も古い温泉。
寛永15年(1638年)に佐竹義隆が湯治に訪れたと伝えられています。
茅葺き屋根の本陣は義隆が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物でした。
山あいの秘湯は義隆が訪れた350年前と変わらぬ佇まいで旅人を迎えてくれます。