いにしへ日和

新潟県北部にある村上市は、かつて村上藩の城下町でした。
村上藩の大切な収入源の一つが鮭漁。しかし江戸後期になると、乱獲の結果、不漁が続き、藩の財政に深刻な打撃を与えるようになりました。
そうした中、青砥武平次という侍が、「鮭は生まれた川に戻って来る。」という習性を見つけ、三面川を中心に鮭の保護と養殖に尽力した結果、見事に鮭の町、村上は復活しました。武家屋敷、町屋、曲がりくねった路地など…、城下町の落ち着きが魅力的な、村上市を訪ね、鮭の文化と出会います。