いにしへ日和

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ストーリー

【長野】下高井郡・渋温泉

1300年前に行基によって発見されたと伝えられる渋温泉。 戦国時代には、武田信玄の隠し湯のひとつとして、 傷ついた兵の療養する場所でもありました。 細い石畳の道の両側には温泉宿が立ち並び、ところどころに湯屋造りの 外湯がある街並みは、時が止まったような懐かしさが漂います。 そんな渋温泉の歴史を物語るのが創業250年の宿、金具屋です。 もともとは鍛冶屋でしたが、宝暦4(1754)年におこった災害の 復旧中に温泉が湧き出し宿屋となりました。 木造四階建ての数寄屋造りの建物に、趣の異なる風呂が大小八つ。 創業当時の面影を残す建物は、国指定有形登録文化財にも登録されています。 小林一茶など多くの文人に愛されてきた歴史深いを知る温泉を訪ねます。