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#315

清宮克幸(ヤマハ発動機ラグビー部監督)

ゲスト×インタビュアー
清宮克幸(ヤマハ発動機ラグビー部監督)×松岡修造(スポーツキャスター)

大阪・茨田高校からラグビーを始め、その才能はすぐに開花。高校日本代表でも主将を務め、その後、名門・早稲田大学に進学。4年生の時に主将となり、大学選手権を制覇した。さらに社会人ラグビーの強豪・サントリー入社後も主将を務めるなど、選手時代から強い統率力を放ってきた。
とりわけそのリーダーシップに注目が集まったのは、2001年に母校・早稲田大学の監督になってから。当時、長らく低迷していた早稲田大学を2003年、13年ぶりに大学選手権・優勝へと導き、監督在任の5年間でなんと3度も頂点に登り詰めた。2006年からは古巣サントリーの監督に就任、トップリーグ初優勝を勝ち取ると、2011年にはヤマハ発動機の監督となる。前年入れ替え戦に出場するなど、弱小だったチームを大改革し、4年目の2015年には、ついに創部から33年目にして初優勝をもたらした。
数々の結果を残し、誰もが認める日本ラグビー界のカリスマ指導者となった清宮。ラグビーW杯で大活躍し、一躍ヒーローとなった五郎丸歩をはじめ、清宮に才能を見出されたプレーヤーは数知れず…。一方、私生活では、高校ナンバーワンスラッガーといわれる、早稲田実業・清宮幸太郎の父親としても有名だ。子どものころから父の手ほどきを受け、才能を開花させたといわれているが、一体、なぜ清宮は、選手たちの才能を的確に見抜き、数々の結果を導き出すことができたのだろうか?
また、長男・幸太郎、次男・福太郎は、幼少期にはラグビーをやっていた。「人生を学ぶ、仲間を作る、という点においては野球よりラグビーの方がはるかに優れている」と断言しながらも、結果、野球を選んだ息子たち。その選択の背景には、野球とラグビーのある違いがあったからだという。果たしてその違いとは?
名将・清宮に迫るのは、スポーツキャスター・松岡修造。松岡は、自身の息子にテニスを教える難しさを吐露。名選手の子どもが親を超えられず苦しむケースは多い。子どもが親と同じスポーツをやることは、果たして幸せか、それとも不幸か? 子を持つ父親2人が、子育てとその悩みについて熱く語り合う。
実は、清宮と松岡は同い年。競技は違えど同じ指導者、また同学年の子どももおり、人を育てるその手腕や哲学に前々から関心があった、と松岡はいう。五郎丸がトッププレーヤーになれた理由、また幸太郎、福太郎をどのように前途有望な若者へと育てたのか? 組織・人材育成から教育論まで、スポーツ界を代表する熱血漢の2人が、じっくり膝つき合わせて、熱く本音で語り合う。
インタビュー場所は、日本ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場のロッカールーム。2時間を超えるインタビューで、清宮の人材育成の神髄に触れ、納得がいったという松岡。果たしてその答えとは?