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#387

梶芽衣子(俳優)

ゲスト×インタビュアー
梶芽衣子(俳優)× 宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)

 1947年3月24日生まれ、東京・神田育ち。彼女が俳優の道に進んだのは17歳のときだった。演技経験ゼロ、芝居に興味もない。そんなところから俳優人生が始まった。
梶が人気を得たきっかけは、当時の映画界ではあり得ない“自己プロデュース”だった。他にはいない“不良少女”になることで梶は個性を際立たせ、その立ち居振る舞いは、会社の上層部から注意を受けるほど。そして、そのキャラクターから、大ヒット映画「野良猫ロック」シリーズ(1970~71年)が生まれた。
 1972年、映画「女囚さそり」で、梶は男に裏切られて復讐に燃える「女囚」を演じた。ハードボイルドな作品内容と梶芽衣子の個性は見事に融合し、今も語り継がれる大ヒット作となった。
「女囚さそり」などアウトローな役どころで名声を得た梶は、1978年に公開された映画「曽根崎心中」で新たな境地“時代劇映画”に足を踏み入れる。しかし、梶自身はその演技に決して満足してはいなかった。何が自分に足りないのか…苦悩を救ったのは、中村吉右衛門との出会いだったという。
俳優道を全うしてきた梶芽衣子だが、近年、その情熱を注いでいるのが歌手としての活動。今年3月には43年ぶりのフルアルバム「追憶」をリリースした。「女囚さそり」の主題歌「怨み節」をはじめ、多くの劇中歌を歌ってきた梶にとって、いま改めて向き合う「歌」の魅力とは?
最後に、梶は叶わなかった「結婚」についても語った。実は「女囚さそり」1作目の後、結婚引退を決意していたという。しかし作品の大ヒット、人気俳優となったことで幸せは夢と消えた。別れた男と最後に交わした約束とは…?
 俳優として、自ら道を切りひらいた梶芽衣子が、自身の俳優人生を振り返る貴重な1時間!