ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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5月14日(土) ゲスト:宇崎竜童 (音楽家)

音楽家・宇崎竜童。東京・赤坂にある、宇崎と阿木が経営するライブビストロ「ノベンバーイレブンズ」で行われた今回のインタビュー。宇崎を語るうえで欠かせない2人の女性、阿木燿子と山口百恵との歩みを中心に、話は進んでいく。
最初の話題は、妻・阿木燿子について。宇崎と阿木は、明治大学の同級生でともに軽音楽部出身。大学に入学して2日目、先輩に命じられ、新入生相手に部員の勧誘をしていた時、偶然声を掛けたのが阿木燿子だった。一目見て「嫁になる人だ」と感じたという宇崎は、3回目のデートでプロポーズをしたという。また大学時代は、1日1曲を作りたいと思っていたという宇崎。誰に頼まれるわけでもなく、詩さえあれば、曲をつけていた。そして阿木に詩を書いてほしい、と頼んだところ、その才能のとりこになった。なぜ、阿木は宇崎をうならせるような詩を書けたのか? その独自の創作方法を、宇崎の目線から語る。
大学卒業後、1973年には、白いつなぎにリーゼントが印象的だったダウンタウン・ブギウギ・バンドでデビュー。その2年後に発表した4枚目のシングル「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が大ヒット。当時マイナーな音楽だったロックで、人気を得た。
その後、作曲・宇崎竜童、作詞・阿木燿子のコンビで、多くの歌手に楽曲を提供。「想い出ぼろぼろ」(内藤やす子)「愚図」(研ナオコ)「お化けのロック」(郷ひろみ&樹木希林)など、ポップスから演歌・ブルースまで、ジャンルを超えて多種多彩にヒット曲を生み出してきた。とりわけ2人の名声を不動のものにしたのが、伝説のアイドル・山口百恵に提供した名曲の数々だった。「プレイバックPART2」「さよならの向こう側」「イミテイション・ゴールド」など、1976年から80年にかけての約4年間、宇崎と阿木は約3カ月に1曲のペースで、シングル・LPを合わせて、合計68もの楽曲を山口百恵に提供した。曲のクオリティーは前作を超えなければいけない、というプレッシャーもあり、常に頭の中で山口の曲が鳴っていたという。当時の過酷な制作現場の様子、そして宇崎が間近で目撃した山口百恵の“すごさ”を語る。
作曲家として華々しく活躍する一方、歌手・演者としては厳しい時代も経験した。50歳の時に、所属していたレコード会社から契約解除を通告されたのだ。宇崎は自分を見つめ直すため、53歳の時、ギターで弾き語りをしながらバイクで東海道五十三次をたどる旅に出た。日本橋からスタートし、ゴールの京都で出会ったのは、想像もできない光景だったという。この時にあることを悟ったという宇崎が見た、その情景とは?
60歳になったころから作曲活動に軸足を置きながらも、ステージに立ち続けてきた宇崎。そんな彼も今年2月、古希を迎えた。人生の終盤に差し掛かり、今、どのような思いを抱きながら音楽、そして年を重ねることに向き合っているのか? さらに今年は5年ぶりに、俳優・水谷豊とのライブも予定されている。それに先立ち、番組では、2011年5月に行われた伝説のライブ映像もたっぷりお届けする。
今回インタビュアーを務める編集者・舘野晴彦は、まさに宇崎と阿木の作った曲を聞いて育った世代。伝説のアイドル・山口百恵との作品作りから、公私に渡るパートナー・阿木燿子と歩んできた宇崎竜童の半生を、2人が作った多くのヒット曲を織り交ぜながらたどる。

5月15日(日) ゲスト:香西かおり (歌手)

歌手・香西かおり。
歌との出会いは、小学5年生の時。近所のおばさんに連れられ、民謡教室に通い始めたが、当時は歌に全く興味がなかったという。そんな香西の夢は、銀行員になること。実務を身に付けた方が就職に有利と、商業高校に入学するが、習い事感覚で続けていた民謡の才能は、みるみるうちに開花。高校2年生の時、全国大会で最優秀賞を受賞し、翌年民謡界きっての若手として、レコード会社と3年の契約を結び、民謡歌手としてデビューした。このころはまだ歌手一本ではなく、目標だった銀行員との二足のわらじを履いていた。
レコード会社との契約が切れたころ、音楽関係者から「東京で歌わないか?」と突然の誘いを受ける。悩みに悩むも、上京を決意。そして、作曲家・聖川湧のレッスンを受け、「雨酒場」で演歌歌手としてデビューを果たした。
デビューから6年後の1993年には、「無言坂」で日本レコード大賞を受賞。作曲を手掛けた玉置浩二から大賞受賞後、1通のファクシミリが届いた。それが“歌手・香西かおり”の道しるべになってきたという。この時、玉置が香西に送った言葉とは?
演歌歌手として広く知られる香西だが、実は演歌とは違う世界でも頭角を現してきた。大人のムード歌謡、フォークソングからジャズ…香西が思い抱く“歌の世界”とは?
全国各地を巡り、現在年間100ステージをこなす香西だが、かれこれ20年もの間、収集してきたある物があるという。それは、農協の帽子。地域ごとに異なるそのコレクションは、ゆうに1000を超える。なぜ、農協の帽子にこだわるのか? そこまでして集めている訳とは?
また、認知症を患っている83歳の母の介護から、50代女性としての今後の生き方まで、プライベートについても赤裸々に語る。インタビュアーは、編集者の石原正康。これまで数々のインタビューをこなしてきた石原が、歌手・香西かおりの素顔に独自の視点から迫る!