ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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10月22日(土)ゲスト:白石加代子 (女優)

女優・白石加代子。
もともと小劇場の旗手といわれた早稲田小劇場(現在のSCOT)に所属していた白石は、そこでの振り切った演技が話題になり、“狂女女優”との異名を取る。1989年に早稲田小劇場を退団し、フリーの舞台女優として活躍している。
その振り切った演技の原点は、幼少時代の記憶にさかのぼる。真珠湾攻撃の前日に生まれ、父は逓信省の技官、母はお嬢さま…幸せな幼少時代を送るはずだった。しかし、5歳の時に父が結核で他界。白石は、苦労知らずの母と2人の弟妹を“自分支える”と決意する。芝居に憧れたものの、高校卒業後は家計を支えるために区役所で働いた。しかしそれは、弟が高校を卒業するまでの7年間の期限つき。弟の高校卒業を見届けて、25歳で念願の芝居の世界へと足を踏み入れた。早稲田小劇場に入団し、真剣に稽古を続けるも、25歳の白石の演技は全く注目されず、時だけが過ぎていく。そんな中で与えられたのが“舌切りすずめ”のおばあさんの小さな役だった。白石は、この役に全てをかけた。幼少時代に父が手渡してくれたひよこ…その感触を飛び越えて、狂気の演技をすることを選んだという。皆が驚がくしたという、その演技とは?
今年6月に亡くなった蜷川幸雄さんも白石の演技を高く評価していた。2000年に舞台「夏の夜の夢」を共にしてから、蜷川演劇の常連として起用された。白石にとって、忘れられない蜷川さんの一言があるという。“宝物”と語る、その言葉とは? また、俳優・藤原竜也が15歳でデビューした際、それを支えたのは白石だった。舞台「身毒丸」ロンドン公演の秘話を語る。
さらに、20年以上続くロングランの朗読劇「百物語」についても。日本古来の怪談話のスタイルをとり、100話、怖い話をすると本物の“もののけ”が出るため、99話で打ち止め。毎年、数話ずつ、古今東西の不思議な話を語り継ぎ、現在はアンコール上演中。白石の演技を一目見たいという観客で、舞台はいつも満席だ。
47歳の時、早稲田小劇場時代のひとつ年上の役者仲間だった深尾誼さんと結婚。先に劇団を退団した深尾さんとは、12年の間、交流がなかった。しかし、偶然に道でバッタリ出会い、その後結婚することに。現在マネジャーとして公私ともに支えてくれている深尾さんとの結婚について、“宝くじに当たった”と表現する白石。今回、特別出演してくれた深尾さんが語る、白石との結婚生活とは?
インタビューの場所は、六本木の小さな居酒屋・しら石。創業28年、白石の弟夫婦が経営する家庭的な店だ。メニューに並ぶものも、ほっとするような家庭的なメニュー。白石も、稽古終わりにこの店をよく訪れるという。そんな和やかな雰囲気の中、映画監督のヤン・ヨンヒが女優・白石加代子の“狂気の演技”の秘密に迫る。

10月23日(日)ゲスト:パックン (タレント)

タレント・パックン。
現在、社会問題や国際問題など、難しい話題について真摯(しんし)なコメントを求められるパックン。しかし、今のその姿からは想像できないほど、子どものころは落ち着きがなかったという。父親から「お前の電源ボタンは、ハイかオフしかない」といわれるほど、走り続けているか寝ているかというくらい、じっとしていられない性格だった。7歳の時に両親が離婚、不況のあおりもあり、転職を繰り返す母との生活は貧しく、10歳のころから新聞配達で家計を助けていた。さらに、高校時代は新聞配達のアルバイトのかたわら、勉強だけでなく聖歌隊に参加したり、部活動にいそしんだりと、忙しい毎日を過ごしていた。
アメリカ最難関といわれるハーバード大学を卒業後、1993年に来日。当初は、福井県で英会話講師として働いていた。運命を変えたのが、お笑いコンビ“パックンマックン”の結成だった。アメリカと日本の文化の違い、コミュニケーションの違いなど、さまざまな壁を乗り越えて、芸人として生きていく決意をしたパックンの思いとは? その後、NHK「爆笑オンエアバトル」で注目を浴び、NHK「英語でしゃべらナイト」の司会に抜てき。その流ちょうな日本語、お笑い芸人として鍛えた話術、ハーバード大学卒の頭脳などが注目を浴び、司会やコメンテーターなどでその活躍の場を広げてきた。さらに、2012年には、コミュニケーション能力の高さが買われ、東京工業大学の講師に就任。多彩な才能を開花し、多方面で活躍するまでの苦悩とは? そして、なぜ母国アメリカではなく、日本で活動を続けるのか? また、コメンテーターとして、コミュニケーションを教える話術のプロとして、11月に迫ったアメリカ合衆国大統領選挙についても鋭く解説。共和党ドナルド・トランプ候補や民主党ヒラリー・クリントン候補の違いを読み解いていく。
インタビュアーは、自身も現在オーストラリアで暮らす、タレント、エッセイストの小島慶子が務める。外国での生活経験のある小島だからこそ引き出せる、パックンの知られざる素顔が明らかに!