ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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3月11日(土)
ゲスト:賀来千香子(女優)

ゲスト×インタビュアー
賀来千香子(女優)×森下康樹(編集者)

1961年生まれ、東京都世田谷区出身。中学・高校でバドミントン部のキャプテンを務めていた賀来は、後輩たちの憧れの的だった。バレンタインにはたくさんの女子生徒たちからチョコレートをもらい、何日にも分けて持ち帰るほど。そんな彼女が芸能界へ入ったきっかけは、表参道でのスカウトだった。高校1年生のある日、母親との買い物中に8回もスカウトに声をかけられたという。その8人目の女性に連絡先を教えたことが、デビューへとつながった。
高校3年生の時、短大進学が決まり、晴れてアルバイトが解禁された賀来は、スカウトされた女性に連絡し、アルバイト感覚でモデル業を始める。しかし、モデルのアルバイトに両親は大反対。この時、両親の理解を得るために交わした3つの約束とは? モデルで頭角を現し始めた賀来だったが、立木義浩氏や浅井愼平氏、篠山紀信氏など、当代きっての名カメラマンたちとの仕事が、賀来にさらなるプロ意識を植え付けていった。
1982年には、テレビドラマ「白き牡丹に」で女優デビュー。当時、モデルから女優への転身は珍しいことだった。
1984年、舞台「黒蜥蜴(くろとかげ)」に出演。主演の坂東玉三郎氏に薫陶を受け、女優として同じ世界で生きて行きたいと決意を新たにしたという。その後、「男女7人夏物語」など、数々の大ヒットドラマに出演し、人気女優への階段を駆け上がった。
1992年にはドラマ「ずっとあなたが好きだった」で、佐野史郎演じるマザコン夫に翻弄(ほんろう)される妻を演じ、ドラマは一大ブームを巻き起こした。
今、賀来が最も力を注いでいるのが、2008年から9度にわたって出演している舞台「細雪」だ。3月4日に明治座で幕を開ける今年の公演では、長女・鶴子を初めて演じる。これまで鶴子は、淡島千景や佐久間良子、大空眞弓、高橋惠子といった数々の名女優たちが演じてきた。3月4日の初日で通算1500回の上演を迎えるという「細雪」。この舞台に関わった多くの人々の思いを背負い、大舞台に上がる賀来の覚悟とは? そして、家業ののれんを守り、格式を重んじる鶴子を、賀来はどう演じようとしているのか?
インタビュアーは、編集者・森下康樹。舞台初日を間近に控えた張り詰めた緊張感の中、森下が賀来の本音を鋭く引き出していく!

3月12日(日)
ゲスト:研ナオコ(歌手)

ゲスト×インタビュアー
研ナオコ(歌手)×小島慶子(タレント、エッセイスト)

1953年、静岡県の農家に生まれる。築百年以上のわらぶき屋根の家に育ち、汗水たらして働く両親の姿を見て、研は子ども心にある決心をしていた。それは「歌手になってお金を稼ぎ、両親に楽をさせてやりたい」。
1970年、高校を1年で中退して上京。翌年「大都会のやさぐれ女」でデビューするも待っていたのは全国のスナックやキャバレーを回る日々だった。ミニスカートで冬の北海道を回り、2カ月間風呂に入ることもできなかったという。レコードを手売りしていた、当時の心境とは?
その明るいキャラクターから、研は歌手以上にバラエティー番組で脚光を浴びるようになっていく。特に「カックラキン大放送!!」では独特なキャラクターを演じ、大人から子どもまで、お茶の間の人気者となった。番組の舞台裏や“ナオコ婆ちゃん”誕生秘話を語る。
バラエティー番組やドラマへの出演で、「歌との向き合い方が変わった」と自身が語るとおり、さらなる躍進を遂げた研は、1975年、作詞・阿木燿子、作曲・宇崎竜童の「愚図」を発表。宇崎が歌うデモテープを聞いた時、研は衝撃を受けたという。そしてこの歌が売れなければ、「歌手を辞める」と決意していた。名曲「愚図」との出会い、宇崎竜童との交流秘話とは?
研には、心からほれ込んだ一人の女性がいる。それは、歌手・中島みゆき。中島のデビュー曲を聞いた時、研は「曲をつくってほしい」と願ったという。そして、名曲「あばよ」が誕生。レコーディングの時、初めて会ったという、中島みゆきへの熱い思いとは? 「LA-LA-LA」「かもめはかもめ」などを含む、16曲を提供してもらった中島の世界観を、研が深く語る。
1987年、34歳の時に結婚し、2人の子どもを授かった。仕事に追われていた研は、この時、ベビーシッターを雇う。しかし、仕事に出かける時、子どもたちが泣く姿を見て異変に気付いた。そこにはベビーシッターの暴力があった…。真実を知った研は、子どもたちが心配で仕事をセーブしたという。この時の子どもたちへの反省と愛を、涙ながらに語る。さらに、今年歌手生活47年を迎える研ナオコが抱く夢…、その根底には95歳になる母に親孝行したいという、強い思いがあった。
インタビュアーは、タレント、エッセイストの小島慶子。小島は、インタビューの前にコンサートに足を運び、研の歌声を聞いた。何度か番組で共演した際には、その優しさに胸を打たれたという。向き合って話をするのは初めて、という小島が研ナオコの歌人生に迫る!