ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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10月7日(土)
ゲスト:石坂浩二(俳優)

ゲスト×インタビュアー
石坂浩二(俳優)×下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)

1941年、太平洋戦争が始まる半年前、東京・銀座で生まれる。芝居好きの祖母によく連れられて出かけたのは、浅草の劇場。物心がつくころには、すっかり芸事にはまっていたという。
高校生になると、3つの劇団に所属し、通行人などのエキストラ役としてテレビに出演。本格的に芸能界に入るきっかけが訪れたのは、大学2年の時だった。後に「渡る世間は鬼ばかり」を生み出したテレビプロデューサー・石井ふく子にスカウトされたのだ。そして1962年、二十歳の時、ドラマ「七人の刑事」で俳優デビューを果たす。当時はドラマといっても、生放送と同じ1発本番の撮影スタイル。緊張のあまり、芝居どころではなかった、と語る。
さらに、続けて三島由紀夫原作のドラマ「潮騒」の主演に抜てき。ヒロインは、小悪魔的なルックスで人気を博していた2歳年下の女優・加賀まりこだった。数年後、2人は本当の恋人関係になったのだというが…。その交際秘話が、赤裸々に明かされる。
これまで数々の作品を共に作り上げ、石坂が師と仰ぐ人物が、映画界の巨匠・故 市川崑監督だ。1976年の映画「犬神家の一族」は、2人の金字塔ともいえる作品。石坂が演じた和服にボサボサ頭の私立探偵・金田一耕助は、原作を忠実に再現したいという市川監督のアイデアだった。2006年には市川・石坂が再びタッグを組み、リメイク版が製作されるなど、全6シリーズはいずれも大ヒットを記録した。当たり役を手にした裏側には、市川監督の芝居への極意があったという。市川監督との交流裏話とともに、当時を振り返る。
石坂の才能は俳優業だけにとどまらず、ナレーターや司会、クイズ解答者としても存在感を示してきた。絵を描けば、二科展12年連続入選とまさに多芸多才。そんな石坂も今年、芸能生活60周年を迎え、これを機に役者として“初めての挑戦”に挑んだ。テレビ朝日が、この春より新設したシルバー世代に向けた昼の帯ドラマ、その船出を飾る「やすらぎの郷」で、全129話に出演する大役を引き受けたのだ。物語の舞台は、テレビ業界で活躍した人のみが入居を許される特別な老人ホーム。かつての大スター達がともに暮らし、悲喜こもごもの人間喜劇が繰り広げられる。石坂が演じたのは、一世を風靡(ふうび)した脚本家。ベテランならではの演技で、役者としての足跡をまた1つ残した。また、このドラマでは、かつての妻・浅丘ルリ子、元恋人・加賀まりこと共演したことも話題に。「やすらぎの郷」、さらに絶大な存在感を発揮してきた「相棒」の撮影の舞台裏も語る。
普段めったに語ることがないという半生…、テレビの歴史までもが浮かび上がる、内容の濃い1時間!