人生を変える7日旅

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放送内容

♯43 柔道家・野村忠宏×フランス 第2夜 マルセイユ

旅人は柔道家の野村忠宏
前人未到のオリンピック3連覇をなしとげた野村は昨年夏40歳で現役をしりぞいた。
野村が選んだ旅先は、いまや世界一の柔道大国となったフランス。
この国は野村自身が初めて国際大会で優勝した地でもある。

そんな自らの黄金時代の始まりの場所フランスで、今回、老若男女に柔道の指導を行うこととなった野村。現役時代、フランスには試合で何度も訪れながら、まったく観光とは縁がなかったというが、今回はパリのあちこちにある町道場で柔道を指導する合間に、エッフェル塔をはじめとした観光名所を見て回り、本格的なフレンチを食べ、花の都パリを満喫する。

これまで知らなかった第二の故郷の一面を見ることで、このフランスでこうも柔道が受け入れられ、強くなった秘密は見えてくるのか・・・。今後、世界中で柔道を教えたいと考える野村が“指導者として”あらためて柔道に向き合う7日旅となった。

そんな旅の中でフランス柔道のルーツにも迫った野村。
実はフランス柔道の隆盛の影には日本人の存在がある。フランスでの柔道普及に尽力した故・粟津正蔵。彼らがフランスに広めたのは柔道の技だけではなかった…。粟津ゆかりの道場を訪ねた野村は「柔道とは何か」にあらためて思いをはせる…。

そして旅の終わり、ソウル五輪金メダリストでフランスナショナルチームのコーチを務めたマーク・アレクサンドルをマルセイユに訪ねる。
頂点に上り詰めたもの同士の間で語られる柔道とはどんなものなのか。
また、柔道指導者として先輩のアレクサンドルから学んだこととは…。

柔道とは一体何なのか?
そこには競技者時代には考えることのなかった柔道の本質があった。
今後、自身が柔道の何を伝えていくべきなのか、
人生を変える7日旅で野村は新たな柔道人生のヒントを得る