富士通スペシャル 未来を拓け! ~若き科学者たちの挑戦~

富士通スペシャル 未来を拓け! ~若き科学者たちの挑戦~

番組概要

“高校生”科学者5人が世界最高峰の国際的科学ショーに挑戦する180日間のドキュメンタリー






茨城・清真学園高校の矢野更紗さん、東京・創価高校の井戸川直人くん、そして広島国泰寺高校の上田和茂くん、土井ひらくくん、そして志賀浩一くんの5人は、去年12月に開かれた日本最高峰の科学の祭典「高校生科学技術チャレンジ」の最終審査会で受賞、世界大会への切符を手にしました。

日本代表となった3組5人が挑戦したのは今年5月にアメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグで開催された「国際科学・技術フェア」です。受賞すると500万円超の研究費が受け取れたり、大学に優先的に進学できたりと、科学者を目指す若者たちにとって、夢を実現する最高の舞台です。但し、世界70の国や地域から1500人以上の精鋭が参加、表彰台に立つのは至難の業です。

スーパーコンピューターの競争でトップ争いを続けるなど「科学技術立国ニッポン」と呼ばれて久しい日本ですが、大国・アメリカだけでなく、世界第二位の経済大国に躍り出た中国や、数学的感覚に優れコンピューターサイエンスの世界で独自の地位を築くインドなど、新興国の激しい追い上げにあっています。

高校生のレベルでも熾烈な競争はすでに始まっています。大学レベルの研究を披露するアメリカ、実用化寸前の技術を持ち込んだ中国やインド、そして、電子機器分野で高いブランド力を持つ韓国の圧倒的な技術力を背景にした研究、実際に今回は医学界があっと驚く画期的で安価なすい臓がんの検査法が発表されました。

アメリカ行きの切符を手にしてから世界大会の表彰台まで、若きニッポン代表たちの半年間を通して、誰もが再び科学の魅力に触れたくなるドキュメンタリーです。

「水面下からの水噴流による水流に関する研究」
  広島国泰寺高校2年 上田和茂・土井ひらく・志賀浩一

「土壌動物相に関する研究」
  茨城・清真学園高校3年 矢野更紗

「トゲアリの一時的社会寄生」
  東京・創価高校3年 井戸川直人

【ナレーション】 菊川 怜