川井郁子が奏でる西洋の名画 徳島 大塚国際美術館

川井郁子が奏でる西洋の名画 徳島 大塚国際美術館

番組概要

ヴァイオリニストの川井郁子が、西洋名画と音楽との出会いを求めて、徳島県・鳴門にある大塚国際美術館へ。古代壁画から現代アートにいたるまで、名画1000点以上を原寸大の「陶板」で再現、展示しているこの美術館。実際の作品を見るのと同じような迫力と臨場感を味わうことができるのが魅力。
クロード・モネの「大睡蓮(すいれん)」、レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐(ばんさん)」、パブロ・ピカソの「ゲルニカ」など、多くの絵画を鑑賞。瀬戸内海の豊かな自然に囲まれた安らぎの空間で、名画たちに思いをはせながらバイオリンを奏でる。

放送内容

大塚国際美術館を訪れるのは、ヴァイオリニストの川井郁子。西洋名画と音楽との出会いを求めて、広大な館内へ。全作品を鑑賞していくと4kmもの距離になるという、地下3階から地上2階の展示スペースには、独特の展示方法があるという。それは、「環境展示」。
古代遺跡や教会などの壁画を、環境空間ごとそのまま再現することで、本場さながらの臨場感を味わうことができる。例えば「システィーナ・ホール」はミケランジェロ・ブオナローティが描いた壁画「最後の審判」や「天地創造」「楽園追放」などが天井を彩る、バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂をそのまま立体再現している。

詳細はこちら

プロフィール

香川県出身。
東京芸術大学卒業。同大学院修了。
現在、大阪芸術大学(芸術学部)教授。
国内外の主要オーケストラをはじめ、コンダクター、チョン・ミョンフンや世界的テノール歌手ホセ・カレーラスなどと共演。また、ジャンルを越えてジプシー・キングス等のポップス系アーティスト、バレエ・ダンサーファルフ・ルジマトフ、熊川哲也、フィギアスケートの荒川静香らとも共演している。
作曲家としてもジャンルを越えた音楽作りに才能を発揮。TV やCM 等、映像音楽の作曲も手がける。またミシェル・クワンが「レッド・ヴァイオリン」を使用して世界選手権で1位に輝くなど、フィギュアスケートの世界でも楽曲が数多く使用されている。
社会的活動として「川井郁子 Mother Hand 基金」を設立。
国連UNHCR 協会国連難民親善アーティスト、日本ユネスコ国内委員会委員を務める。