BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

児童文学者・村岡花子の命を懸けた物語
『赤毛のアン』 誕生の秘密

今回は、昨年のNHK朝の連続ドラマ「花子とアン」で一躍注目された、児童文学者・村岡花子の生涯をたどる。旅人は、ドラマで花子の義父を演じた俳優の中原丈雄だ。
明治、大正、昭和と3つの時代を生き、夢を描き続けた村岡花子。彼女は、女性の地位が低かった時代に新たな道を切り開くため、戦った女性でもあった。
山梨県の信心深いクリスチャンの家庭に生まれた花子は、「女性に学問など必要ない」といわれていた時代にあらがうように児童文学の世界に突き進む。ラブレターを70通交わした大恋愛の末、結婚。道ならぬ恋に走った親友・柳原白蓮(やなぎわら・びゃくれん)の熱き支持、最愛の息子をわずか5歳で失った悲しみ…それはまさに波瀾(はらん)万丈の人生だった。その人生を追うことで、激動の時代をしなやかに戦い続けた村岡花子の人物像が浮かび上がる。
そして、戦争の時代にあえて敵国語である"英語"の児童文学を翻訳した村岡花子。それは、全国の子どもたちのために命懸けで挑んだ偉業であった。カナダ人女性宣教師との運命の出会いが導く、不朽の名作『赤毛のアン』。中原丈雄がたどりついた、名作誕生の秘密とは?