BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

戦後70年特別企画
「原爆の図」を描いた女流画家・丸木俊!

1945年8月6日、広島に落とされた原爆。その悲劇を巨大な絵画にして日本中に、そして世界中に伝えた画家夫婦がいる。丸木俊(まるき・とし)と位里(いり)のふたりだ。今回は、絵雑誌『コドモノクニ』にも作品を寄せていた女流画家・丸木俊の世界をたどる。

北海道に生まれた彼女は、画家を目指して上京。苦学をしながら油彩画家としての道を歩み、昭和16年、広島出身の水墨画家・丸木位里と出会い結婚する。そして、昭和20年8月。被爆直後の広島にふたりで入り、夫婦で、なんとその制作に32年もかけた大作『原爆の図』を完成させる。しかし、丸木俊・位里の活動はそれにとどまらない。まだ占領下にあった日本で、その作品を携え全国巡回展を行った。さらには、海外でも次々と作品展を行い、原爆の悲劇を世界の人々に伝えたのだ。

そんなふたりの人生をたどるのは、アメリカ人の詩人、アーサー・ビナードさん。水墨画の丸木位里と油彩画家の丸木俊。まさに、"水と油"のふたりが出会って生まれた『原爆の図』。その誕生の秘密に迫る。

アーサー・ビナードさんは今、『原爆の図』に触発されて、子どもたちに語り継ぐ紙芝居の制作をしている。『やわらかい はだ』と題された紙芝居、果たしてどんな作品になるのだろうか?

旅人:アーサー・ビナード