バックナンバー
神奈川県・「足るを知る心・小田原」
|
今回の道草は、神奈川県小田原。 最初に道草したのは、明治27年創建の「報徳二宮神社」。 小田原に生まれた二宮金次郎は、幼少期に家が貧乏になりさらに両親を亡くすなど、様々な困難にあいながらも、勉学に励んだため成功したという話は有名です。 先代の宮司、草山昭さんに出会い、二宮尊徳の思想にある4つの大原則、「至誠」、「勤労」、「分度」、「推譲(すいじょう)」についてお話を伺いました。 小田原の町中を歩いていると「市場横丁」と書かれた石板を発見。 小田原蒲鉾は、江戸時代頃から隣接する海で獲れた新鮮な魚を無駄なく保存できるようにと蒲鉾に加工されて広まっていったといわれています。 お店の裏に工場があるということで見学させて頂きました。 専務の田代守孝さんは「工場が狭いけれども逆手にとれば手の届く範囲で作っている」と話してくれました。ないものを嘆くのではなく、足るを知ってそこにあることに感謝する気持ちを今一度見直そうと気付かされた道草でした。 |