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堀口博子(エディブル・スクールヤード・ジャパン代表)

今日本では、子どもたちを取り巻く「食」の環境が厳しくなっていると言われています。
小学校に菜園をつくり、生命や自然の営みの素晴らしさを伝え、本物の食の世界へと子どもたちを招き入れ、健全な成長を促す活動をしているのが、エディブル・スクールヤード・ジャパン代表の堀口博子さんです。エディブル・スクールヤードとは「食育菜園」という意味。アメリカ・カリフォルニア州の公立中学校で始まった必修科目と菜園とキッチンの授業を統合して行う教育手法で、カリフォルニア州だけで4000以上もの学校が実践し、世界的に注目されています。
東京多摩市立愛和小学校では、4年ほど前から堀口さんらと先生、保護者が協力しあい、土づくりから種まき、観察して絵を描き記録、収穫、調理などの授業を国語や理科などの教科とつなげて行っています。土にまいた一粒の豆は、100倍にも200倍にもなるなど、自然の力と不思議さを感じ、学んでいきます。そして最後は、収穫したばかりの枝豆を茹でたり焼いたりしていただきます。こうして子どもたちは育てること、食べること、生きることのつながりを味わいながら知るのです。
四季折々の食べものが実る学校菜園を舞台に子どもたちの未来を見つめ、行動する堀口さん、その明るいコトノハに耳を傾けます。

堀口さんの仕事をもっと知るには・・・
http://www.edibleschoolyard-japan.org/