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竹内洋介(蕎麦懐石 無庵)

実りの秋!新そばの季節です。独創的な そば打ちをし、スローな心を伝えているのは、竹内洋介さん。東京・立川駅のすぐ近くに、古民家の「蕎麦懐石 無庵」を構えています。そばの実は、八ヶ岳高原産などの玄そばを使用。その玄そばを自然乾燥、熟成させ、石臼で自家製粉し、手打ちにして出しています。中でも、そばの殻まで丸ごと挽いた「碾きぐるみ」は、そばそのものの野性を楽しむための、竹内さんならではの創意工夫。大地の恵みをそのまま届けたいという思いがこもっています。昔ながらの暮らしにヒントを得た、熟した柿で甘みをつける、そばがきも独特です。野菜も自ら、そば殻を堆肥にして有機栽培。狭山湖畔の「無庵ファーム」で辛味大根、大浦ゴボウ、下仁田ネギなど日本古来の貴重な伝統品種を育てているのです。豊かなスローフードの世界を都会の人に伝えていきたいという竹内さん。そのコトノハの豊かな味を存分に楽しみたいものです。
蕎麦懐石 無庵の情報は・・・
http://www.muan.jp/