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鬼太鼓座の皆さん

ドン、ドン、ドン・・・迫力ある和太鼓の音色がこだまする埼玉県の東秩父村。この山村を拠点に活動するのは、創作和太鼓集団・鬼太鼓座(おんでこざ)。座長を務める「音頭取り」は松田惺山(せいざん)さん。そして座員の若者たちは廃校となった小学校を利用して合宿、日本伝統の和太鼓の技を磨いています。結成は1969年、以来、世界中を熱狂させる和太鼓ブームを牽引してきました。その大太鼓は直径1.5mほど。樹齢300年以上のケヤキをくり抜いています。そうしたケヤキは日本ではもう調達できないので、始めたのが植林。「太鼓の森」と呼び、次の世代が大太鼓を作れるように、願いを込めて育てています。森への想いは奏者の暮らしの基本なのです。また大地を駆ける強靭な体そのものも基本。毎朝10キロ、雨の日も風の日も自然の中を走り、食は野菜や玄米などを中心にバランスを考えていただきます。山村での自然と共にある暮らしこそが、世界を魅了する勇壮な音を紡ぎ出すのです。そんな鬼太鼓座が大切にするのが、地元とのつながり。毎春お祭りを開き、演奏を披露。皆で竹の楽器を作り、演奏して楽しみます。世界を巡り、人々と出逢いながら地球とつながる、その力強いコトノハに耳を傾けたいものです。

鬼太鼓座の活動をもっと知るには・・・
http://ondekoza.com/ondekoza.html