皇室スペシャル 美智子さま  ご成婚55年~甦る世紀のパレードの真実~

皇室スペシャル 美智子さま ご成婚55年~甦る世紀のパレードの真実~

お知らせ

【放送日時】
2015年3月15日(日)よる9:00~10:54 放送

番組概要

2014年10月20日に傘寿を迎えられた美智子さま。
皇室史上初の病院出産や家族同居での子育て、失声症からのご回復など波乱に満ちた80年の歩みを振り返る。

2014年10月20日に傘寿を迎えられた美智子さまの80年の歩みを振り返る。国民に寄り添い、国民とともに歩んでこられた新たな皇室のシンボルは、いつも美智子さまだった。今回は幾多の苦難を天皇陛下とともに乗り越えてこられた、美智子さまの歩みを秘蔵写真と秘蔵映像、さらには関係者の秘話でつづる。

才色兼備、勉強もスポーツも万能で、聖心女子大学を首席で卒業した美智子さま。運命ともいえる軽井沢テニスコートでの出会い…しかし、皇太子妃候補になってからは苦悩の日々が続く。皇室に嫁ぐことを決めたのは、美智子さま23歳の時。そして、60万人もの国民が詰めかけた世紀のご成婚。それから美智子さまは、現在の天皇陛下とともに、開かれた皇室の姿を模索し、切り開いてこられた。

切迫流産の危機を乗り越えた、皇室史上初めての病院出産。皇孫誕生に懸けた医師たちの知られざる闘い。美智子さまのご出産は日本の産婦人科医療を大きく前進させることになった。関係者の証言と再現ドラマで、美智子さまご出産の真実に迫る。さらに、美智子さまは皇室のしきたりを破って家族同居での子育てを実現させた。美智子さまが育児ノートに書き留められた言葉は「ナルちゃん憲法」と呼ばれ、愛情にあふれた育児指南書として、現在でも語り継がれている。また、第二子を流産された哀しみを乗り越えていかれる際には、「花子とアン」のモデルとなった児童文学者・村岡花子と深い交流があったという秘話も紹介する。

ご公務では常に天皇陛下に寄り添い、献身的に陛下をお守りする役目も担われてきた。1975年(昭和50年)には、沖縄のひめゆりの塔で過激派による火炎瓶事件が発生したが、美智子さまはこの時、当時皇太子だった陛下の前に自らの足を半歩踏み出し、手をかざして守ろうとされた。1992年の山形国体開会式の際にも、暴漢が発煙筒を陛下に向けて投げつけようとする事件があったが、この時も美智子さまは身をていして陛下を守ろうとされた。

一方で、皇后になられてからの美智子さまは、失声症に苦しまれることもあった。この時は、陛下が美智子さまに寄り添われた。美智子さまは、ご公務を続けられる中で病を克服されていく。第二次大戦の激戦地を訪れる慰霊の旅。さらには、阪神淡路大震災、東日本大震災などの大規模な災害では、いつも陛下とおふたりで被災者の慰問に駆け巡ってこられた。その先々で、いつも国民を勇気づけてきた美智子さまの足跡をたどる。