草刈民代 日本バレエの母を求めて ~エリアナ・パヴロバの波乱の生涯と謎~

草刈民代 日本バレエの母を求めて ~エリアナ・パヴロバの波乱の生涯と謎~

お知らせ

【放送日時】
2014年12月30日(火)午後1:00~2:55 放送

番組概要

ロシア革命で祖国を追われ、誰も知らない極東の日本へ…
「日本バレエの母」と呼ばれる謎の亡命ロシア人バレリーナ、エリアナ・パヴロバの魅力、そして芸術に、草刈民代が迫る。
数多くの日本人バレリーナを育てた、彼女の波乱に満ちた人生とは。

元バレリーナで女優の草刈民代が、「日本バレエの母」と呼ばれる謎の亡命ロシア人バレリーナ、エリアナ・パヴロバの魅力に迫る。
ロシア革命で祖国を追われ、誰も知らない極東の日本にたどり着き、化粧品のモデルや映画に出演。その後、鎌倉に日本初のバレエスクールを開き、日本のバレエの礎を築いたエリアナ。数多くの日本人バレリーナを育てた彼女の波乱に満ちた人生、そしてバレエ芸術の魅力をひも解く。

エリアナ・パヴロバが頻繁に踊ったというバレエ「瀕死の白鳥」とは―。まず草刈民代が訪れたのは、国内外のバレエ資料のコレクションが膨大に保管されている兵庫県立芸術文化センター。そこに20世紀初頭のロシアの振付家・フォーキンが「瀕死の白鳥」をどう踊るべきかを指示した写真と譜面が残っている。示された「瀕死の白鳥」の踊り方をひも解いていく。
そして、草刈がバレエ関係者に取材していくと、一つの謎が浮かび上がる。エリアナの「瀕死の白鳥」とは、現代バレエの常識とは一線を画するもの。最初から最後、力尽きて倒れるまで、ずっとポワント(爪先立ち)で踊り続けたという。それはなぜなのか、そこに込めたエリアナの思いとは…。
その謎を解くため、草刈はたった一夜限りのバレリーナとして舞い戻る。日本バレエの第一人者としてエリアナがこだわった「瀕死の白鳥」を自ら振り付けを解釈し、エリアナにその舞をささげる。

【出演・語り】  草刈民代
【ナレーション】 石丸謙二郎