知られざる物語 京都1200年の旅

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2011年12月6日・20日放送 「秀吉の京都大改造」

番組内紹介リスト






いつ訪れても、どこかホっとして心落ち着く、京都の町並み。京都の町並みを語る上で、なくてはならない人物がいました。都が移された平安時代以来、長く歴史と文化が色づく町、京都。しかし、この町は戦国時代の始まりを告げた応仁の乱において、徹底的に破壊され焼け野原になるほどの大きな打撃を受けていました。今日目にしている風情ある京都の町並みは、一人の男が復興させて生まれたものでした。それは、わずか十数年で成し遂げた前代未聞の都市大改造。たった一代で京都の町を復興させた男・・・その男とは、天下人豊臣秀吉です。

正室のねねが秀吉の冥福を祈って建てたという高台寺の美しい紅葉や秀吉ゆかりの豊国神社には、今も秀吉が愛した品などが残されています。そして大徳寺で期間限定の特別公開が行われた唐門は、秀吉ゆかりの門。実はこの門は、今からたった10年ほど前に、秀吉が建てたあるものを飾っていた門だということが分かりました。それが、天下人となった秀吉が京都に構えた、政庁を兼ねた大邸宅、聚楽第。絢爛豪華で天守もあり邸宅というよりも堂々たる城郭だったと言われる聚楽第の跡地を巡り、当時に思いを馳せていきます。また日本初の首都となった城壁、御土居の跡地も、秀吉の京都大改造にゆかりある場所。自身の権力のさらなる象徴として、京都に奈良の大仏をも越える大きさの日本一の大仏を建てようとした秀吉。ところが、天災などから崩壊してしまった大仏。果たしていったいどんな大仏であったのか。さらに恩義の為に造ったとされる醍醐寺の三宝院の庭園を訪れます。

「京都1200年の旅」第五回は美しく紅葉に彩られた京都で辿る、豊臣秀吉が行った京都大改造の物語。特別公開の国宝や、秀吉が短期間でどのように復興させたのかが分かるゆかりの地や寺社を訪れます。稀代の都市クリエイターだった側面から秀吉の残した夢の跡。美しいハイビジョン映像でご覧ください。


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