知られざる物語 京都1200年の旅

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2012年9月4日・9月18日放送 
「京の人々が憧れた 日本三景・天橋立」

番組内紹介リスト







京都府北部、日本海を望む宮津湾。
この湾を南北に隔てるように浮かぶ、日本三景の一つ「天橋立」。
天にかかる橋のように見えることからその名が付いたと言われる、美しく神秘的な場所。
何千年もの歳月をかけ、自然が造り出したこの奇跡の地形に、平安の昔から、人々は憧れ、この地に様々な伝説を生み出していくのです。

天橋立の北、伊勢神宮の元宮とされる元伊勢籠神社(もといせ・このじんじゃ)。
ここには、日本神話にまつわる、天橋立成り立ちの言い伝えが残ります。
丹後風土記によると、天照大神の命を受けたイザナギノミコトが地上の籠神社にいたイザナミノミコトのところに通うため、天上から懸けた橋が崩れ、天橋立になったというのです。
天上に戻れなくなったイザナギノミコトはこの籠神社にとどまったといいます。
その後天橋立は、「神が住み給える聖地」として信仰を集めるようになったのです。

天橋立を望む山、成相山。
この山の中腹に佇む成相寺には、もう一つの天橋立成り立ちの伝説が。
その昔、神が天と地上を行き来する路が海に落ちたため、龍神が一夜にして土を盛って天橋立を造ったとのだとか。
それにちなみ、成相寺には、正面を向いているのが非常に珍しいとされる、左甚五郎作と伝わる「眞向の龍」が納められています。

そして、そんな天橋立を多くの人に知らしめた一人の人物が。
水墨画の大家、雪舟。雪舟の描いた「天橋立図」は、何の為に描かれたのか?いつ描かれたのか?など、様々な謎が秘められ、日本画最大の謎と言われる画。
中でも一番の謎が「視点の謎」。
空を飛ぶ乗物の無かった時代にも関わらず、「天橋立図」は、本来の山頂より700mも高い視点から描かれているのです。
尾上松也が雪舟が実際に天橋立を見たといわれる場所に立ち、この謎を体感します。

天橋立は、1000年以上に渡って、なぜ人々の心を惹きつけてきたのでしょう?
今回は、この自然が生んだ伝説の地、天橋立にまつわる、知られざる物語をひも解いていきます。


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