知られざる物語 京都1200年の旅

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2013年12月24日・2014年1月14日放送 
「京に伝わる おみくじ物語」

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京の都のいたるところで、この街の長い歴史を物語る、神社や寺院…。 一年の節目に、人々はそこで神仏に祈りを捧げ、日々の平穏な暮らしへの感謝の気持ちを伝えます。そんな、神社や寺院で欠かせないものといえば「おみくじ」。 特にお正月には、その年の吉凶を占うために、多くの人が願いを込めて引きます。 古くから人々は、それを目に見えない神仏からのお告げとして大切にし、災厄に備えてきたのです。

「伏見稲荷大社」は、毎年多くの人が初詣で訪れる、京都を代表する神社のひとつ。そのおみくじの吉凶には、他の神社ではなかなか見られない変わったものがあるといいます。 また、京の街の南西、八幡市(やわたし)の男山に建つ「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」にも、変わった吉凶があるのだとか。ちなみに「おみくじ」はいわゆる「くじ引き」の「くじ」の一種。この神社には、「くじ」にまつわる歴史的な逸話が今に伝えられていました。 そして、火伏せのご利益がある事で知られる「愛宕神社(あたごじんじゃ)」にも、歴史的な「ある人物」にまつわる物語が残されていました。

そんな、おみくじの始まりには、比叡山(ひえいざん)延暦寺の中に建つ「元三大師堂(がんざんだいしどう)」が深く関わっているといいます。創建より1000年以上の歴史があると伝わるこの寺で伝承される発祥の物語とは?そして、かつての古い形式を今に残すというこの寺のおみくじとは一体どのようなものなのでしょうか。さらに、伏見の地に門を構える「長建寺(ちょうけんじ)」には、そんな元三大師のおみくじをもとにした、日本人らしい風流なおみくじがあり、この寺を訪れる人々に親しまれてきたといいます。

京の街の台所、錦市場の一角にある「錦天満宮(にしきてんまんぐう)」。ここでは珍しい「からくり」で受け取ることが出来、訪れる人を喜ばせています。

私達の望みを託す「おみくじ」。そこに秘められた物語をひも解きます。


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