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#42

春夏秋冬 古都1200年の物語(前編)
春夏秋冬 古都1200年の物語(後編)

四季を通じて古都を見ていくと、1200年の歴史、知られざる物語がわかると言います。今回は春夏秋冬それぞれに姿を変える美しい古都に秘められた物語をたっぷりとお届けします。まずは、華やかな春。なんといっても訪れたいのは仁和寺の桜。番組はドローンでその見事な桜を撮影することに成功!美しい桜をご覧いただきます。そして忘れてならない醍醐寺の桜。秀吉による「醍醐の花見」の舞台となった桜は今でも多くの人々に愛されています。また、春を愛でる京の風物詩として、芸舞妓さんによる美しい「都をどり」もご紹介します。
新芽が息吹き、緑が萌える頃。雅な衣装で着飾った人々が街を練り歩くのが上賀茂神社と下鴨神社の例祭「葵祭」。王朝風俗の伝統的な空気に包まれる葵祭ですが、実はこの祭りには京都がどうして都になったのか、謎が秘められていました。
そしてうっすら汗ばむ頃。京都市内を南北に流れ、豊かな水がいにしえよりこの地の暮らしを支え、文化や歴史を育んできた鴨川から京の風物詩を堪能いただきましょう。向かうは、涼しげな鴨川上流探検!貴船神社で初夏の風情を楽しみ、ひんやりとした鞍馬山で牛若丸、天狗の伝説の謎に芝翫さん父子が触れていきます。夏の味わいとして頂くのは、鮎料理に鱧料理。納涼床は暑さをしのぐ京の知恵です。そしてお盆行事と言えば大文字の風景、五山の送り火。さらに極楽浄土を現世に再現した平等院鳳凰堂に奈良県との境にある浄瑠璃寺で、なぜ極楽と地獄の思想が広まったのか謎に迫ります。
渡月橋で中秋の名月に想いを馳せていると、いつしか季節は移ろい都は色とりどりの紅葉に染め上げられていきます。秋の季語でもある小倉山の嵯峨野、嵐山では紅葉の絶景を満喫。そして凛とした冷たい空気に変わり年の瀬が近づく頃、東寺の「終い弘法」へとお出かけ。また美しい清水寺の雪景色もご覧いただきます。四季を通じて知る古都1200年の物語。どうぞお楽しみに!