春の京都・眠れる秘宝 ~探訪 非公開文化財~

春の京都・眠れる秘宝 ~探訪 非公開文化財~

お知らせ

【放送日時】
2015年4月12日(日)午後1:00~2:00放送

・京都古文化保存協会が運営する「春季京都非公開文化財特別公開」の詳細情報はこちら

番組概要

日頃、目にすることのない京の宝。その深淵なる世界へ、視聴者を誘います。

◆爽秋の京都で、かけがえのない宝物に出合う
2014年10月31日~11月9日まで、18カ所で開かれた第50回記念「京都非公開文化財特別公開」。世界遺産5社寺7カ所が含まれるなど、特に見所が豊富でした。このうち数カ所を片岡鶴太郎が巡りました。その魅力、崇高なる美しさを視聴者に伝えます。

◆一足早く、“100年に一度”の秘宝を拝観
2015年4月29日から開催される春季「特別公開」。その中には、発見時、「100年に一度、出会えるかどうか」とまで言われた貴重な文化財も。まさに秘宝中の秘宝を、特別公開に先駆け、間近に拝観します。

◆無二の遺産を未来に残す その苦労と思いとは?
国宝や重要文化財に指定されている以外にも、数多くある社寺所蔵の仏像や絵画。
それらの保護や維持には、大変な労力と時間を必要とします。そこには、どんな苦労があるのでしょう?文化財を後世に残そうとする人々の思いにもスポットを照らします。

番組概要

◆廬山寺
天台圓浄宗の本山で、かの紫式部の邸宅跡としても有名な廬山寺。白砂と苔にキキョウを配した本堂の庭園は、“源氏庭”と称され、その美しさで知られている。数々の貴重な文化財が眠る中、ひときわ異彩を放つのが「鬼大師像」。寺の創始者・元三大師は強い法力の持ち主で、鬼に姿を変え宮中の人々の振る舞いを諌めたこともあり、この像はそうした伝承に基づいている。

◆妙心寺
開創1337年、全国に3400の寺院を持つ臨済宗妙心寺派の大本山。ここに1599年に建立されたのが、重要文化財になっている三門。三門は、悟りの境地に辿りつくまでの3つの方法を象徴した門で、妙心寺のそれは“唐様建築”と呼ばれる。内部には、観世音菩薩像や十六羅漢像が安置され、天井や柱には、極彩色の龍や天人(天界に住む者)が描かれている。

◆上賀茂神社
世界遺産にも登録されている上賀茂神社では、2015年秋、社殿を21年に1度新しくしてご神体を移す「式年遷宮」が行われる。現在は社殿約50棟の修復中で、総事業費は約23億円に上る。また、式年遷宮に向けて行われているのが、屋根の葺き替え作業。上賀茂神社では、本殿など多くの建物の屋根に、檜の表皮を使用した“檜皮葺(ひわだぶき)”と呼ばれる伝統工法が用いられている。

◆石清水八幡宮
京都府八幡市の男山に鎮座し、16棟の建造物が重要文化財に指定されている石清水八幡宮は、織田信長公ゆかりの「黄金の樋」、左甚五郎作と言われる「目貫の猿」など数多くのみどころがある。そんな歴史ある神社で今から24年前に見つかったのが「木造女神坐像」。室町時代の作とされるその像は、なぜ長年人目に触れることがなかったのか? 更に、山の上という自然災害に遭い易い場所で、文化財を守る苦労に迫る。

◆大徳寺
京都有数の規模を誇る禅宗寺院で臨済宗の大本山・大徳寺。直線状に建造物を配置した中央伽藍には、国宝、重要文化財が建ち並ぶ。その方丈前にある方丈庭園は、日本に36ある特別名勝のひとつで、江戸時代を代表する枯山水。そこには仏教の精神が息づいている。

◆西念寺
これまで訪れた場所とは一転して、民家のような佇まいの西念寺。しかし、ここにこそ発見時、「100年に一度、見つかるかどうか」とまで言われた秘宝があるという。それが、平安後期に制作されたとみられる「仏涅槃図」。 横幅2m以上。釈迦の死後の世界を描いたその作品は、絹地に描かれたもので、墨とお香の匂いがするという。

◆楽浪(ささなみ)文化財修理所
全国の仏像を中心とした文化財の修理、新作を手掛け、修理技術の後継者を養成している滋賀県の「楽浪文化財修理所」。一体一体が丁寧な治療を受けているかのような様子から“仏像の病院”とも呼ばれ、その高い修復技術には、全国の寺社が厚い信頼を寄せている。 修復の様子、その過程や技術、後継者養成の様子などを紹介。