ラストメール2 ~いちじく白書~

バーチャルメール対応ドラマ 第3弾!!

1月7日(木)スタート

毎週木曜 よる11:00~11:30 放送

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ストーリ

第1話「天国から最後のお願い」(1月7日放送)

第1話「天国から最後のお願い」 第1話「天国から最後のお願い」 第1話「天国から最後のお願い」 第1話「天国から最後のお願い」

「ご臨終です…」 山田一希(20)(中村優一)の祖父・勘吉(二瓶鮫一)が最期を迎えていたその時、勘吉は突然起き上がり「メアド教えれ!」と一希に話しかけた。戸惑いながらも一希がメアドを教えると安心したように息を引き取った-

唯一の肉親を亡くした一希は、勘吉の親友だった御手洗町長(阿藤快)の計らいで町役場の「とにかくやる課」に臨時採用される。同僚は幼なじみの長谷川静果(20)(中村静香)。しかし一希は全く仕事をする気分でない。そんな中、一希の携帯に差出人不明のメールが着信。「みんなを笑わせてくれ」という文面を見た静果は「とにかくやる課」への依頼メールだと思い込み、渋る一希の腕を掴んで依頼現場へと急行するのだった。

一希と静果がやって来たのは、イチジク農家の我孫子家。てっきり誕生日会だと勘違いしていた静果は、ズカズカと家の中に入って行く。すると、何故か目の前では喪服姿で号泣する弔問客の姿が。状況を飲み込めない一希と静果だが、依頼人から再びメールがありそこに寝ている遺体が俺だと言われる。イタズラだと思い帰ろうとする一希だが、“困っている人は助けなきゃ”という静果に促されて、渋々残るハメに。

遺族を目の前にして、何とか笑いを取ろうとする静果だが、そこに依頼人の妻、ふみ(大島蓉子)がやって来る。ふみはお供えもののイチジクを見て激昂。夫は家族よりもイチジクを大事にしてきた。なのに、死んでまであの人はイチジクを手に握っている。(依頼人の手には、死後硬直で離れなかったイチジクが握られたままになっている。)腹が立って、夫の手からイチジクをもぎ取ろうとするが、死後硬直のため中々取れない。
一希と静果は、依頼人のメールを頼りに皆を笑わせようとするが、そのたびに裏目に出て涙を誘ってしまう。最後の手段!と、静果は傍にあった壺を一希の頭にかぶせイチジクの歌を歌わせるが、案の定失敗。ふみを更に怒らせて、その場から追いだされてしまう。家の外に出た一希たちは、依頼人から再びメールを受け取る。そこには依頼人とふみとの思い出がつづられていた。
再び家に戻った静果はもう一度だけチャンスがほしいとすがるが、ふみたちの激しい拒絶に会う。その時、一希が大きな声で叫んだ。「命名ふみ!」すると、ふみの表情が変わる。「どうしてそれを…!?」依頼人はふみにプロポーズした際、世界一おいしいイチジクができたら“ふみ”と命名すると約束していたのだ。ふみは気づく。夫が自分の事を大切に思ってくれていた事を。美味しいイチジクを作るために一生懸命だった事を。涙ながらに夫の枕元へ向かうふみ。その時、依頼人の手に握られていたイチジクがはずれ、ふみは夫への感謝と共に泣き笑いながら夫のイチジクを食べるのだった。

「とにかくやる課」に戻った一希と静香。一希の頭には、安孫子家で外れなくなった壺がのっている。それを見た町長は、これだ!とひらめく。一希は日那比多町(ひなびたちょう)のマスコットキャラクター「いちじくん」の担当を命じられたのだった。そんな中、一希の携帯にメールが着信。「一希、じいちゃんだよ。元気か?」

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